Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ワインが引き出す思い出☆

「ボンソワッ メ ザミ♡」

とテーブルにつく前に厨房のみんなに(と言っても二人しかいないんだけど...)

に挨拶に行くと、

「ボンソワッ!待ってたよ〜♬」とシェフのトム(あだ名!)は満面の笑み(●^o^●)

このブログではすっかりお馴染みのビストロ"Les Papiles"(レ・パピーユ)でディネを

楽しんできました。

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オーナーからリエットとグラスシャンパンをいただいて乾杯☆

いつも陽気なトムですが、今日は特に?と思ったら、こちらから尋ねるまでもなく

「聞いて、聞いて!今年のバカンスは38日、38日だよ!1ヶ月以上あるから嬉しくて!」

と、例年よりも今年は1週間ほど長いバカンスということで彼はとにかくご機嫌。

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そんなシェフから新作・ピリ辛にアレンジしたリー・ド・ヴォーが運ばれてきました。

我ら夫婦揃ってris de veau(リー・ド・ヴォ―)好き(●^o^●)

しかもトムの手がけるリー・ド・ヴォーは見た目は豪快、でも味付けは上品、で大好きな料理。

バスク地方の唐辛子が効いた新作、美味しかったです(^u^)

もう何年も行っていないけれど、フランスの好きな地方の一つがバスク。

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(↑画像はバイヨンヌ観光オフィシャルサイトより)

このお店のオーナーBもバスク地方出身なので、バスクに行くと言うと旅行会社並みに

パパパっと手早くいろんなことをアレンジしてくれます。

中でも特に好きな街はBayonne(バイヨンヌ)

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そんなオーナーBがニコニコ笑顔で持ってきた1本。

「今日はこのワインを勧めたくて♬」と、Domaine Peyre Rose ドメーヌ・ペイル・ローズ)

Coteaux du Languedoc Clos des Cistes 2004

シラー主体のラングドック地方の赤ワイン。

B曰く「このワインの2004年、驚きのうまさなんだよッ!」と。

そして一口飲んで、ビビビときた!しかもこのピンクで薔薇な女性的なエチケット♡

K「まったり濃厚な、でも後味が妙にエレガントな、これ、これ、前に飲んでるよね?」

夫「ここで飲んだんじゃない?」

K(なんて、なんてつまらない返事なの...。)

(そーじゃない、そーじゃないところで飲んでんだよ、たぶん...)(心の声)

夫「ホントうまいなー♬ 写真撮ってあげるよ。」

(珍しく撮影に協力的だ。でも、そんなこと言ってないで思い出せ、

このワインにまつわる記憶、思い出があるはずよー!バスク旅行だったっけ?)(心の声)

K「なんかこのへん、喉元まで出かけてる感じなんだけど、思い出せない...」

夫「自分のブログで検索したら?美味しいワインは備忘録にしてるだろ?」

K「イエス!」

と、検索してみたところ、わかりました☆

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2012年の秋にTAご夫妻の自宅に招かれ、ものすごくいいワインがバンバン空いた夜、

ご主人Tがジビエ料理、しかも「雷鳥」に挑戦し、合わせてくれたワインがシラー100%の

このドメーヌのワインだったのです。

K「びっくり、TAご夫妻さんちで雷鳥と一緒に飲んだワインのドメーヌのものだよ!」

「しかもその直後に、ここに来て葡萄ブレンドの違うものを飲んでる」

夫「ほら、やっぱりココで飲んでるじゃないか☆」

K「・・・。」

(確かに。。でも私が辿りたかったのはTAご夫妻との楽しく日付を余裕でまたぐほど

時間を忘れた夜の思い出...)

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モヤモヤしていたワイン問題が一件落着したところにスープが。

一見、いつもの季節の野菜のスープなのですが、これも新作で人気国民食(!)

Hachis parmentier(アッシ・パルマンティエ)をアレンジしたもの。

アッシ・パルマンティエは、牛ひき肉とじゃがいもの重ね焼きしたフランスの人気家庭料理☆

じゃがいもスープの中に感じる肉の旨味とちょっと芳ばしさが美味しい。

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今日の肉料理は何かな〜、久しく食べていない羊だったら嬉しい...と思っていたら、

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ラッキーなことに仔羊の肩肉煮込み、Épaule d'agneau(エポール・ダニョー)の登場☆

いつものようにたっぷりのラタトゥイユとともに。

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フロマージュはこれまた定番の青カビチーズFourme d'Ambert(フルムダンベール)。

パリのビストロ、レストランでよく使われているこの黒いスレートのお皿。

今の家にも1枚だけあるのですが、こうしてチーズはじめおつまみ類、和菓子・ケーキ、

何でもマッチしそうな便利皿。

更なる値引きのソルドで見つかれば買って日本に持ち帰ろうと企み中。

スレートは、欧米の屋根や道路などに広く使用されてきた石で、薄い層がミルフィーユ

ケーキのように重なった構造。

丈夫で耐久性もあって扱いやすいと言われてます。(ちょっと重いけど...)

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食後のデザートは桃のパンナコッタでした☆

いつも温かく迎えてくれるこのビストロは、私にとってはフランス赤ワインとビストロ飯の

原点のようなお店。

ここでこれからもたくさんな思い出ができれば、繫がれば、幸せです(^^)

おまけのパリは「バカンス必需品」をBelle et Bonneブログで♬

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1027.htm

<info>

Les Papilles(レ・パピーユ)

30, rue Gay Lussac, 75005 Paris

01 43 25 20 79

http://www.lespapillesparis.fr/

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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