Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

黒の季節☆ES

ボナネ〜♬(あけおめ)今年もよろしくお願いします、

と腹ペコでお邪魔したのは、

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パリ7区の大好きレストラン“ES”(エス)

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今年最初の“ES”での食事となれば、特に美味しいワインが飲みたい!

と選んだワインは、Domaine Ramone(ドメーヌ・ラモネ)の Puligny Montrachet 1er Cru Champs Canet 2012( ピュリニー・モンラッシェ プリミエ・クリュ シャン カネ)。

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ふんわりカルダモンの泡の薫る栗カボチャのスープでスタート☆

ほっこりとした甘味が美味しく、冷えた体がゆっくり内側から解凍され体も心も温まりました。

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ブルターニュ産の雲丹とカリフラワー。

目利きではない私はマルシェでの雲丹ショッピングはなかなか難しい。殻が大きいので中身もたっぷりかと思ったら悲しくなるほどちょっとだったり、モリモリ入ってると喜んで食べたら味がスカスカに薄かったり。。

今回いただいたこのウニは濃厚そのもの☆

こんなにクリーミーで味わいの濃いウニをパリでいただけるとは幸せ!

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本城シェフ登場。

「パスタは何グラムぐらいいきますか?」

こうしてパスタ量を調整していただけるのは、後に続く料理を最後まで美味しくいただきたいのでとてもありがたい。

夫「じゃ、僕は大盛りで!」

K「・・・。」(あなたの大盛り何グラムなのか、、)

こうしてそれぞれボリューム調整していただいたパスタは、芽キャベツ&黒トリュフの自家製タリオリーニ。

炙ったカラスミがチーズのようなアクセント。

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ホタテとブリオッシュの泡、根セロリのムスリーヌ。

ブリオッシュの香りがリッチで香ばしい♡

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菊芋のクリームの上にフォアグラですが、一見シンプルフォアグラ料理ほど素材のクオリティが如実にわかるもの。

焼き方、火入れも難しく、我が家でも自宅で何度かフレッシュなフォアグラソテーに挑戦してみるものの、どんどん溶けて小さくなってしまったりで難しいフォアグラ。

そしてまたさりげなく、ノワゼットのクリームと黒トリュフが香っていた♫

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K「知らぬ間に満席だね。」

夫「しかも今日はグループはいなくて全員カップルだって気づいてた?」

K「そう言われるとっ!」

しっぽりと静かに食事を楽しむ様子の皆さんばかりで、なんとも落ち着いた雰囲気の中、改めてフランスはカップル文化だなと。

 

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魚料理はチュルボ(ヒラメ)。

添えられたむちむち弾力のアワビも美味!

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そして肉料理は、藁で燻製した青首鴨に燻製カカオソース、シトロン・メイヤーと黒トリュフたっぷりを添えて!

初耳単語かも?と思った「シトロン・メイヤー」は、レモンとマンダリンオレンジまたはオレンジを掛け合わせた品種だそう。

レストランの食事の面白さの一つは、知らない食材を教えてもらうこと。

野菜やハーブなどレストランで印象に残ったものはメモをして後日マルシェで探すのもまた愉し。

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肉の赤とトリュフの黒のコントラストの美しさは見てうっとり、食べて悶絶 (≧▽≦)

黒トリュフの季節を満喫★★★

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黒トリュフアイスをいただきながら、続くパティシエールMarikoさんのデセールを待つ♬♬

季節柄、たくさんのレストランで「黒トリュフ」が登場するものの、食べ比べてみると香りや色味にだいぶ違いがあります。

鼻がつくほど近づいても大して香らないものや、お料理全体にオイルをかけて香りを補っていたり。そんな中、こちらのレストランでいただく黒トリュフは正真正銘な香りがプンプンと香り、隣りのテーブルからも余裕で香ってくる。

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一皿目は、クレマンティーヌとベルガモットのエスプーマ、チーズケーキ、バナナアイス。

Marikoさんによると、私の大好き柑橘フルーツ&チーズケーキに夫の好きなバナナを合わせて構築したデザートだそう。

その発想、この組み合わせが面白い&ありがたい!

K「バナナ味、ちょっと威張ってるね。まさにあなたのようだ。。」

夫「バナナがあるからこのデザートはこんなに美味いんだよぉ♡」

このデザートのように一緒にいることでバランスが良くなる、美味しくなる、素敵なる(!)そんな夫婦に近づきたいものですが、それは実際なかなか難しい…(@_@)

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2皿目は、モンブランと赤い果実のジュレ、菩提樹の蜂蜜アイス。

秋冬シーズンは繰り返しいただくモンブランですが、文句無しに今シーズンいただいたモンブランNo.1♡

栗クリームと赤いジュレの酸味のバランスが良い上に、驚いたのはそこにミネラル豊富な味わい深い蜂蜜がとても合っていたこと。

そもそもモンブランは甘味しっかりの濃厚系デザートだと思うのですが、そこに蜂蜜の甘さが加算されたら更に甘々かと思いきや、甘さが先行せずに、なんというか味わいが深まるという感じで、更にはこの贅沢に覆った黒トリュフの香りと食感!

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大概モンブランをいただくと、1個で十分という食後感ですが、このモンブランはもう1個食べたい!

そんな気持ちになりました。

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いつも通りカフェと一緒にいただいたミニャルディーズも美味しく可愛い。

黒トリュフたっぷりで今年の美味しい食べ始めとなった“ES”でのディナーでした。

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
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<info>
Restaurant ES
91 Rue de Grenelle, 75007 Paris
 01 45 51 25 74
http://es-restaurant.fr

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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