Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

週に一度のEinladung☆

駐車場はこんな有様。

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ホテル前の駐車場に雪が降り積もり、車が埋まってしまいました。

車を出すにも一苦労な様子で雪かき…!

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(↑赤いランプはリフト閉鎖)

そんな大雪の翌日、スキー二日目も降りしきる大雪で雪崩のリスクが高まり、リフトも4割運行に。

H(ヘリー)「今日は雪崩れリスクもレベル5だ。慎重にコースや斜面を選んで行こう!」

K「レベル5? ファイブってことは、、」

夫「雪崩リスクが最大危険度ってことだな。」

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(今日も真っ白で見えない↑)

という訳で、例年通り雪崩に埋まった時に助けてもらうPIEPS(アバランチビーコン)を装着して、視界が相当に悪い中、朝から9時からレッスンスタート。

しかも途中からゲレンデの下半分は雪から雨に。

K「結構雨が降ってきたね。」

H「だから?」

だから普通は休憩とか、早めに切り上げるとか、そういう選択肢はないんですか?

なかった。

夫「いろんなコンディションで滑れる、これってすごい経験で楽しいよ!」

H「その通り!上の方は雪だしね!」

こんな、もはや土砂降りの雨の中で滑ったのは私は人生初でした。

そしてiPhoneは防水機能がないので、雨が降り出してからは写真は撮れず。

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滑り終えると滝に打たれました状態でスキーウェアはびっしょびしょ、絞ると雑巾のように水が。。

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アバランチリスク5の中で滑るのは怖いけれど、とにかく緻密で随時スキーセンターや同僚とやり取りをしてコンディションを確認しているヘリーは、本当に頼れる男です。

命は半分預けた!(とは大袈裟だけど)な気持ちで一緒に滑ってます。

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そんなびしょ濡れ状態でホテルの戻ってランチのテーブルにつくと、ホテルからのEinladung(インビテーション)、今夜カクテルパーティー開催のお知らせ。

これまた恒例のホテルイベントの一つ、週に一度のカクテルパーティー。

ホテルの経営者ファミリーが宿泊客を招いてのパーティーで、会場入口でお客さん一人一人を出迎えてお話。

その後はカクテル片手にゲスト同士で歓談、社交タイム。

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今回私達はいつもより1週間くらい早めに来たので去年までの顔見知りゲストはいないかな?と思いきや、皆さんいるいる〜!

アメリカ人の大富豪ゲール夫妻、イギリス出身で現在ニューヨーカーの仕切り屋のマダム・ナンシー、ミュンヘンの美男美女長身のマリアご夫妻、白川由美似のマダム・ダニエラ、黒髪ショートヘアのスタイリッシュなマダム・アンゲラご夫妻、子供嫌いの孤高の老人フリードリヒさん。

ただ、私がファンのリチャード・ギア似のスイス人と昨年偶然夫と共通の知人がいて親しくなったドイツのカマーご夫妻の姿は見えず。

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私たちも4年目ということで、皆さんにちょいちょい認識されてきたようで、去年あたりからそんな常連の皆さんが声をかけ、あれこれお話してくれるようになりました。

中でも私が大好きなのが去年知り合ったマリアさん↓。

再会できて嬉しい(≧▽≦)

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ご主人といる時は彼を立てて聞き上手に回るけど、お一人になるとなかなかお茶目で

「私はもう随分前からこのホテルでスキーバカンス を楽しんでいるけど、それはここだけの話ね。今の夫とはまだ3年目よ、ふふふ。」と。

しかもスキーの腕前は上級で、自分で大きなリュックを背負い、その中に新雪・雪崩に埋まった時に掘り起こすシャベルなど結構重いものを背負って滑るのだからすごい。

見るからにグイグイ系なアグレシッブなご主人について、オフピスト(ゲレンデ外の雪山)へ登って滑っている。

なのにウェアを脱ぐととてもスマート&エレガント、そしてとても気さく。

接するほどに魅力的なマダムで憧れます。

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(↑オーナーマダムのモニカさんは毎回パーティーには民族衣装で登場)

今回は他にもモントリオールからのスーザン(カナダ版若いデヴィ夫人)ご夫妻、ロンドン郊外からのマックス&メアリーご夫妻(マークス&スペンサー話で盛り上がりました)、ドイツからの一卵性双子兄弟(ちょっと大阪に住んだことがあるそう)などなど、ユニークな皆さんと出会いお話しました。

皆さん、仕事のお話とか自慢話は一切無く、趣味・旅行・料理・芸術、出身地のお話を巧みな話術というかオチがあるので、お話上手だなと感じます。

あれこれお話した後はダイニングへ移動してディナー。

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前菜はチーズタルトとコンソメスープ。

これまた毎度書いてますが、このホテルではランチ&ディナーに必ずスープができます。

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メインは肉料理のアントレコットをチョイス。

(他には毎回魚料理とベジタリアン、パスタの選択肢があります)

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チーズビュッフェではカクテルパーティーで話した方と再びお話しながらのチーズ選び。

「マダム、私の一押しチーズを教えましょう!それはこのモンドール。最高だから是非食べてみて!」

と、ドイツ人ムッシューに勧められる。

「昨日食べたけど、全然熟成してなくて私的にはいまいちでした」なんて言えない。

お調子者ケーコとしては「本当ですか!」と言ってムッシュにサーヴしていただき「ダンケシェーン♡」。

こうしてカクテルパーティー以降はゲスト同士がどんどん親しくなり、フレンドリーな雰囲気の中、日毎にゲストやスタッフと仲良くなれるのがまたこのホテルの持つ魅力で、何十年も毎年来ているというリピートゲストが増える理由の一つのようです。

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
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KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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