素敵レストランで考えさせられたこと☆
右手の怪我により外食はちょっと抑えています。
会食や接待は申し訳ないけれど遠慮して、気の置けない友人や夫との食事のみ出かけてます。
と言う中、大好きなフレンチレストラン“Florilege”(フロリレージュ)へ。
最近キッチン及びフロアのスタッフが大幅に入れ替わり、新たなスタートを切ったイメージの「フロリレージュ」なので、どんなお料理とお酒を楽しませてくれるのかと楽しみに伺いました。
まるでもぎ立て!なヤングコーンのポレンタをいただきながらシャンパンで乾杯♬
お酒をセーブ中の私はシャンパンの後はグラスで白赤ワインそれぞれ軽めに一杯ずつ。
ソムリエの橋本さんと、先月より新たにカクテル担当として加わった大場さんが繰り出すドリンクペアリングを堪能していた夫が羨ましい。
お料理に合わせて。ワインに日本酒、そしてウイスキー、バーボンベースのカクテルなど多種多彩。
ところで、いつもと違う席に案内されたのこの日、この角度から見えるキッチンはまた新鮮☆
その美しさに見惚れてしまったレモンバターがアクセントのフロマージュ・ブラン(左)と昆布〆されたホタテ(右)。
この日早めに登場した「本日のサスティナビリティー料理」は、椎茸の旨味が効いた牛肉カルパッショ&シュークルート。
それと一緒にサーヴされたのは、
左手でも食べやすいのが嬉しいフィンガーサンドイッチ☆
美味しいものは人を元気する、力をくれることをしみじみ実感。
トリュフたっぷりにトリュフアイスを乗せたサニーサイドアップ☆
温かさと冷たさが混ざり合うところもユニークな絶品トリュフ料理に心もトロトロ〜♡
と感激しながら視線をあげたその瞬間、視界に飛び込んできたのは、バズーカ?!
(穴子&ナスを赤紫蘇パウダーでさっぱりと)
私の席からはだいぶ離れていたにも関わらず、レストランでは見たこともない(鉄道マニアチックな)そのバズーカ級な望遠レンズをつけたカメラを構えた男性二人組みに目は釘づけ。
そのカメラを一人ではなく、それぞれ二人が持ち、競うように撮影。
(ポテトピューレの上に鮎! 山椒をシート状にして合わせたところがさすが☆)
しかも一口食べたらそのバズーカを、もとい、レンズを交換してまた違ったレンズを装着しての撮影。連写に次ぐ連写、たぶんシャッター音も連発。
撮影を否定するつもりはなく、その機材からも一方ならぬこだわりを感じるものの、そのパシャパシャ音や二人揃ってのレンズ交換のあれこれは両サイドのお客さんの迷惑にはなっていないのだろうか…と、余計なお世話とは思いつつも少し気になりました。
(パリパリの皮を添えた西米良サーモンのタルタル)
そう言う私も、こうしてブログ用にはたくさんの写真を撮っているのですが、レストランでのマイルールはカメラを音消しで使用、努めて速やかに?!
「はっきり言って僕はいつも迷惑してます。」(夫)
と毎度言われるけれど、私自身がブログを始めてよかったと思うのは、後で記事にしようと少し意識するだけで一皿の料理も一枚の絵画も真剣、真摯に向き合うようになったこと。
更に忘れっぽい私には備忘録にもなってます。
(今回の分かち合う一皿は、食材は〜?)
(ホロホロ鳥でした☆)
ブログ映え、インスタ映えがもてはやされる中で、いろんな楽しみがあるとは思うのだけれど、自分の行為でその場や時間を共有している周りの人々を不快にするのは避けたいところ。
私も迷惑になっていないかな?と省み、節度あるマナーを心がけたいと思いました。
(目の前でスイカジュースをかけて完成したスイカとレモンゼリーのさっぱりデセール)
そういえば、ちょっと前にもあるレストランで私の隣りに座った自称食通ふうなムッシュ。
まずはiPhoneでいくつかの角度から撮影。更に一眼レフカメラで再度撮影。
そしてシェフに向かって
「ここさ、照明が〇〇だから綺麗に撮れないよ。この照明変えた方がいいんじゃないの?」と。
その発言に思わず食べかけの肉片がボロっと落ちそうに。
(マンゴーとココナッツの夏デセール)
私の好きなレストランだけにその発言がちょっとカチンときまして、こりゃやんわりと一言言わせてもらおうかな、、、
でもあくまでスマートに言わないとね、と言葉を探しながらモグモグしていると…
「アホか。」
「あんたのための照明じゃない。」
「文句あるなら食うな、撮るな。」
相手の方を全く見ずに前を見ながらこんなことを言うのは、この人しかいない。
夫だ。。
喧嘩になったらお店にも迷惑だよ…と心配したけれど、静かにスルーされました。
こんな時モジモジケーコはその場では流してしまうことが多いけれど、後からブツブツ言うくらいならその場でユーモアとウィットの効いたコメント(ちょっと毒)を吐けるような人になれたら…とも思う。
(最後はアマゾンカカオのオムレツ♡ふわとろで病みつきになる〜!)
SNSが発達した今、思うことは色々ですが、今回は素敵レストラン「フロリレージュ」で当たり前のことを思い返し、自分自身の姿勢も省みるいい機会にもなりました。
そしてスタッフ一新の「フロリレージュ」のお料理は大変美味しかったです。
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