Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

秋のRestaurant ES(レストラン・エス)

食いしん坊な街・パリ☆

シェフやオーナの入れ替わりもわりと頻繁なせいか、お店の変化は外側からも内側も

早いと感じます。

そんな変化の早い街で一度食べた後に、もう一度絶対来たい!と思えるお店は

意外と少ないのよねぇ~と思いながら暗くなった静かな7区官庁街を急ぐ。

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向かったのは、2度目の"Restaurant ES"(レストラン・エス)

今年の夏にお邪魔した時に感動的なショックを受け、秋の食材に変わったところでまた

必ず食べたい、来たい!と思っていたレストランなのです。

こちらがシェフの本城昴結稀(ホンジョウタカユキ)さん☆

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今回のお料理も素晴らしかった~ (≧▽≦) の余韻を思い出しながら綴ります。

お酒は、Bollinger(ボランジェ)のロゼシャンパンで通すことに。 乾杯☆

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まずは、「海老とワカメのチップス」。

海老がチップスと一体化してまして食べるのが少々難儀かと思いましたが、

手づかみでバリバリ、サクサクいただけました。

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「冷たいとうもろこしのスープ」 泡はジャスミン☆ 

ジャスミンのほんのりした利かせ方が絶妙。

なめらかクリーミーでプチサイズでも、こっくりした冬味で満足度大。

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「蟹のサラダ」 オレンジ色は人参ソース。

見た目よりも身がギューっとたっぷりありまして、食べ応えがありました。

ライムのような酸味が効いてとてもサッパリ★

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20時半くらいなると店内は満席。(たぶん皆さんフランス人)

満席なのに騒々しさはなく、なんだか大人の空間だな~と、

このもっちりしたパン・ドゥ・カンパーニュとコクのあるバターは、食べ出したらやっぱり止まらなかった(^o^)

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「イカスミのラビオリ」

中にはレモンの効いたリコッタチーズ。そして下のソースは何だっけ・・・?(ズッキーニ?!)

海苔など黒い食材に驚くフランス人は多く、隣りのテーブルでもこの黒い料理に驚いて

いたけれど、口に運んだ後の美味しい笑顔に思わず「でしょ?」のアイコンタクト。

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「サンジャック&黒トリュフ」

そろそろ美味しい季節のサンジャック(ホタテ)。カリカリの焼き目とねっとりとした独特の食感。

白いソースは初体験のパセリの根☆

「panais(パネ=パースニップ)に似た白い人参のような形をしているんですよ」

と、いつも変わらぬ明るい笑顔で説明してくれたのはフロア担当の河野さん(^v^)

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 「ラングスティーヌとセップ茸」

殻をすべて剥いてこんなに大きなラングスティーヌに驚きました。

ちょっと比較するものがないのでわかりづらいのですが、とにかく巨大。

でも味は大味ではなく、しっかりラングスティーヌ味♥

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魚料理「ルジェ」(ひめじ)には、ムール貝とベルベーヌの泡。

緑色はクロロフィルのソース。

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こんな大きな切り身のルジェを見たのも初めてでしたが、身はしっかり締まっていて魅惑の焼き具合。

そして皮がまた格別に美味しい!

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肉料理はコルベール(青首鴨)に黒トリュフ、ジロール茸、ジャガイモを添えて。

肝のソースがものすごくオイシイ (≧▽≦)

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しっかり味の中にも繊細さを感じさせる肉料理だな~と。

そんなお肉には、Chambolle-musigny(シャンボール・ミュジニー)をグラスでいただきました。

こちらのレストランのお料理、デセールの大好き度に比べると、少し残念なのがワインリストが

ちょっと限定的なところかな。酒飲みとしては今後に期待したい♥

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 チーズはSaint-Nectaire(サン・ネクテール)。

マッシュルーム(シャンピニオン・ドゥ・パリ)の上にはセップ茸の粉が。

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パティシエールの作家さんのデセール☆☆

「イチジクのタルトにオリーブのアイスクリーム(?)乗せ」

イチジクも生ではなく軽くローストされていて、タルト生地、アイス、クリーム、ジュレと

組み立てる感じで細部までこだわって構成されたタルト。

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パッションフルーツ風味のモンブランは酸味と甘味のバランスが抜群★

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こういうデセールの美味しさと美しさは、やっぱりパティシエ技。

個人的にはラグジュアリーな「レストラン」には専門のパティシエがいてくれると楽しいと思ってます。

料理の流れに沿いながらも、パティシエにしか出せない世界観を見せてくれ~と思うから。

最後にカフェといただいたミニャルディーズも可愛く、美しく、繊細、そして美味しい♥

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というワケで2度目の"ES"(エス)、秋のお料理も最初から最後まで楽しく美味しくいただきました。

そして今回は本城シェフの笑顔もとても印象的でした(*^▽^*)

本城シェフはじめ、この秋に再会したシェフたちは秋の豊かな食材とともに イキイキした様子★

「ノリノリですね」な言葉をかけると、「夏のバカンスが良かった!刺激になった。のんびりできた。」と

皆さん、充実の時間を過ごされた様子。

忙しい人ほどバカンスは本当に大切なものですね!

 

おまけのパリはBelle et Bonneで。

 

 <INFO>

Restaurant ES(レストラン・エス)

91, rue de grenelle 75007

01 45 51 25 74

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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