To be, or not to be: that is the question☆
パリの1枚。
時々見かけるセーヌ川の白鳥。
白鳥もいいけれど個人的には黒鳥の方が好き…♡
セーヌに飛んでこないかな〜。
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春の観劇@東京はこれが最後!と渋谷区の“bunnkamura”「シアターコクーン」へ。
この日、この公演も大人気の様子で会場は満席、立ち見も出るほどでした。
そんな観劇、その前に東急百貨店本店でパリへの東京お土産をちょっとショッピング。
パリでもすっかり広まった感のある抹茶、緑茶。
友人のマダムTも抹茶スイーツが大好きで、以前に「ヨックモック」の抹茶シガール“ Cigare au matcha”をプレゼントしてからすっかりファン。
これこれ!
着物をモチーフにしたと言うパッケージデザインも素敵。
というわけで調達し、もちろん自分用にも。
東急本店のデパ地下は落ち着いて買い物ができるので好きです。
美味しそうなものが色々であっという間に時間が過ぎシアターコクーン開場時間に。
今回観劇したのは、「ハムレット」。
言わずと知れたシェイクスピア作の悲劇。
本作は、ハムレットを岡田将生さん、オフィーリアを黒木華さん、ハムレットの母・ガートルードを松雪泰子さん、クローディアスを福井貴一さんをはじめとする豪華キャスト☆
演出はロンドンを拠点に活動し、現在ロイヤル・ナショナル・シアターのアソシエイトディレクターを務め、2019年8月からはワシントンD.C.に拠点を移し、Shakespeare Theatre Companyの芸術監督を務める気鋭の英国人演出家サイモン・ゴドウィン氏。
世界的有名作品なので詳しいあらすじは割愛ですが、一言で言うならハムレットが父を叔父によって毒殺されたことを知っての復讐劇。
いつどんな時代でも復讐はネガティブで不幸の連鎖を起こし不幸が不幸を呼ぶ。
ひどい目にあったら復讐したくなるのも仕方ないと思う反面、その気持ちを実行に移してしまうと結局周りを巻き込み自分を最も不幸にしてしまうようで救いがない…。
演出家サイモン・ゴドウィン氏のコメントにあったのですが、
「“ハムレット”はダークな御伽話。幽霊、悪夢、そして様々な現実がぶつかり合い、恐ろしい破滅を引き起こす」
の言葉通りに真実とファンタジーが入り混じった、深面白いお芝居でした。
そしてたくさんの名台詞があるハムレットですが、やはり耳に残ったのは、苦悩しまくるハムレットが発する「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」(To be, or not to be: that is the question)。
こんなに大袈裟に大それたことはないけれど、自分の人生の上でも常に選択の繰り返しで、どっちを選ぶか、どう生きるか大事な問題…などと思いながら帰宅後に抹茶シガールをサクサク食べました。
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