パリ、ホット・アドレス巡りで寒さを吹き飛ばそう!【3】

特集

ジルベルト/現代風フレンチ・ビストロ

6区のセーヌ通り、気軽なシーフード・ビストロとしてオープン以来、ファンを増やしているHuguette(ユゲット)。その左隣にオープンしたレストランはGilberte(ジルベルト)。女性の名前をつけた店が並んでいるのは偶然ではない。ユゲットはオーナーのオリヴィエ・フロットのママの名前である。この店の経営に3年前から旧友のミッシェル・ボワロンが参加し、彼が“海“(シーフード)の隣に“陸”の味はどうだろうか?と開いたのが、このジルベルト。オリヴィエに倣って、ミッシェルも自分のママにオマージュを捧げ、ジルベルトと命名したというわけだ。

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ジルベルト。通りに面してガラスの屋根に覆われた緑のテラス席があり、そこでティータイムも過ごせる。

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ふたり揃ってママに捧げる店名をつけた、旧知の仲のミッシェル(左)とオリヴィエ。

チキンがスターのレストランとして夏前にオープンしたのだが、最近、少し方向転換。シェフはアピシウスのスー・シェフだったロマン・デュビュイッソンで、いまではチキンだけでなく牛、羊、豚、鴨と扱う肉の幅が広がっている。産地&飼育者にこだわり、チキンにしてもノルマンディー地方だけでなく複数の地方から取り寄せているそうだ。キッチンには大きなロースターを備えていて、時間をかけてゆっくりと焼き上げた柔らかなチキンは方向転換後も店のおすすめである。400種揃えたワインカーヴも、ジルベルトの自慢。ソムリエのピエールがセレクションを助けてくれる。

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ホームメイドのテリーヌ(14ユーロ)。これとグラスワインの赤という組み合わせもよさそう。

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レンズ豆のフムスの上にかりかりに焼けた豚の三枚肉(24ユーロ)。肉がメインの店だが、魚料理もメニューにのっている。

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ビーフステーキや乳飲み羊の肩肉など、ふたりでシェアするボリュームの肉料理も用意されている。

セーヌ通りは地元民だけでなく、観光客も多く集まる通り。前菜にはエスカルゴや田舎風テリーヌとフランスのビストロ気分を味わえるメニュー。デザートも同様で、イル・フロッタント、モンブラン、リ・オ・レ、クレーム・キャラメルといったパリのビストロでおなじみの名前が並ぶ。軽く仕上げられているので、食事を甘く締めくくりたければためらわずにオーダーしよう。

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デザートのクレーム・キャラメル(9ユーロ)。チーズは7区のバルテレミーから。黒板に書かれた月〜金のランチメニューは、前菜+メインまたはメイン+デザートで19ユーロ、前菜+メイン+デザートで24ユーロと手頃な価格だ。

内装を担当したのはミカエル・マラペール。田舎の納屋をイメージしたインテリアだが、トム・ディクソンのライトを組み合わせ、温もりを感じさせながらも洗練の店内だ。壁沿いにワインを並べたモダンなガラスケースが置かれた右奥の小さなスペースは、天井を森の写真が覆い幻想的な雰囲気。仲間を集めて大テーブルで食事とワインの快適な時間を過ごすのに最適の場所である。

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水中眼鏡をつけたシロクマが迎えてくれる。

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左はバーカウンター。正面の奥が8人がけの大テーブルのスペース。

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天井に近い部分の壁が鏡で覆われ、森の写真に奥行きを与える演出が効いたインテリアだ。

Gilberte
79, rue de Seine 75006 Paris
tel:01 42 03 94 59
営)12時〜23時30分
無休
www.restaurant-gilberte.com

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ウエル-ネスト/スローライフ・コンセプト・ストア

ウェルネスと“巣”を意味する英語のネストが店名の語源。Well-Nest(ウエル-ネスト)は自宅での時間を快適に過ごしたい人々に、台所用品、リネン類、食器、香り、文具、お茶などのセレクションを提案する。スローライフをテーマに北欧スタイルの静かな色合いの品、南アフリカの手仕上げのお皿やボウル、ビオのスキン&ボディケア用品などが、白い空間に木の家具を配置した店内に同居。エディーンとナタリーの女性2人がこの場の創設者で、エコ・レスポンシビリティ、100%ナチュラル、リサイクル可能、ゼロ廃棄物といった視点を大切に品選びをしているそうだ。

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素朴なモチーフの南アフリカのセラミックなど、パリでは珍しい品もセレクトしている。

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ビオのスキンケア、ボディケアの商品のコーナー。

お茶とお菓子で寛ぎながら、ゆっくりと買い物をして!という気持ちをこめて、彼女たちは店内にカフェも併設した。気持ちが明るくなる黄色い壁面のディスプレイが可愛らしい。パリ最大のデジタルアートを開催するアトリエ・デ・リュミエール(38, rue Saint-Maur 75011)が近くにあるので、鑑賞の後にウエル-ネストでリラックスのショッピングを楽しんでみたら?

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自分だけの目に触れる日常の必需品が美しいと、日々が快適になる。奥が籐の椅子を並べたカフェスペース。

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カフェのベンチ席の上、壁のディスプレイが可愛らしい。

Well-Nest
26, rue Saint-Ambroise 75011 Paris        
営)11時~19時30分(火~金) 10時30分〜19時30分(土)
休)日、月

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パドック・パリ/ 地下鉄で行けるアウトレット

パリで知られたアウトレットは市の東方にあるヴァレ・ヴィラージュだけど、高速地下鉄で1時間以上もかけ、さらに徒歩で……といった遠い場所にある。11月にオープンしたPaddock Paris(パドック・パリ)は、市内を走る地下鉄で誰もが簡単にアクセスできるというのが魅力のひとつ。最寄り駅は地下鉄5番線のBobigny–Pantin Raymond Queneau駅で、そこから徒歩でたったの6分だ。

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時計台がパドック・パリのシンボルだ。

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馬を巡るアートの展示も行う。

かつて厩舎が並び、19世紀末にはパリ市の1000頭の馬が飼われていたという歴史をもつ17,000㎡の敷地。スタイル、アート、フードを謳い文句にしていて、なんだかコレットのようだけど、パドックはずっと庶民的。一家揃ってピクニック気分で買い物に出かけられるアウトレットである。従って扱うのは日常的に身近なブランドばかり。ファッション関連ではアディダス、ギャラリー・ラファイエット、Sud Express、Marie Sixtine、DIM……レディース、メンズ、キッズのためのブランドを揃えている。さらに調理器具、Delsey(スーツケース)、Yves Delorme(寝具)、キッチン用具、Kusmi Tea(紅茶)、Parapharmacie(薬局)……連なる店のジャンルはとても幅広い。

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広大な敷地にブティックが軒を連ねている。

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ギャラリー・ラファイエットのアウトレット。

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お茶をアウトレットで買い物できるとは、ちょっと意外では?

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上質な調理器具はけっこう高価なので、アウトレットでフライパンやお鍋を見つけよう。

レストランはタイ料理、寿司、イタリアン、ジャーマン・カフェなどバラエティ豊かな10店。オープンしたての巨大なアウトレットである。今後、まだまだ発展が続く。サイトでアップデートされた取り扱いブランドを事前にチェックしてから出向くのがいいだろう。

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買い物に疲れたら、ひと休み。

Paddock Paris
60 Avenue Gaston Roussel 93230 Romainville
営)10時〜20時(食事は23時まで)
休)2020年1月1日、12月25日
www.paddock-paris.com

réalisation:MARIKO OMURA

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