フランスで庭はじめました【2021 Avril】

田舎でスローライフを始めたパリジェンヌたち、その2

特集

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こんにちは、吉田パンダです。車道から一本入った我が家は、玄関から門までの距離が割とあります。荷物が届く際に呼び鈴が鳴って、「いま行きます!」とインターホンで叫んで門まで走ると、その荷物が外から投げ入れられて地面に落ちているパターンが二回続き、「門までタイム」を如何に縮めるかが課題になっている今日この頃。パジャマに裸足で飛び出すしかないか、、←痛いから。

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さて、春になって去年植えた日本の里桜「白妙」がやっと咲きました。パリの植物園には直径5-6mはあろうかというほどに枝を広げた、大きな白妙があります。だいぶ前にそのあまりの美しさにひと目惚れし、庭に植えるならと引越しを機に同じ花を探しました。ちなみに白妙よりも、ピンクで八重咲きの「関山」の方がフランスでは人気です。自分は白や青い花を庭のメインにしようとしているんですが、植木屋さん曰く、ピンクやオレンジ、赤のような華やかな色の方が売れるんだと。バラもそういえば白バラがあまり置いてない、、。

https://www.jardindesplantesdeparis.fr/fr/aller-plus-loin/collections-plantes-animaux/cerisier-japonais-3017

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我が家の進捗はそんな感じで、今回も庭ブログは前回に引き続き本誌連動「田舎でスローライフを始めたパリジェンヌたち」から、誌面では紹介しきれなかった暮らしの魅力をお伝えします。写真は2020年のロックダウンをきっかけに、故郷の家に戻ってきた学生兼モデルのアリス。

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ロワレ川沿いにある、この元ギャンゲット(川沿いにあり、客が音楽やダンスを楽しめるレストラン。ルノアールの絵画でもおなじみ)の「故郷の家」が素敵すぎるんです。ちなみにこのテーブルは、昔扉だったものを白く塗ってテーブルに転用。そんな無造作感までニクい。

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両親は共にアーティストというアリスの暮らしには、家族が過ごしてきた時間の中で生まれた心地よい「自分基準」がたくさんありました。

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古い柱時計を繰り抜いて外側を白く塗れば、世界でひとつの本棚に。か、可愛いなこれ。夜になると歩き出しそう。

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本誌のメインカットで背景になっている台所の絵は、画家である亡き母親が描いたもの。暖かい感じが伝わってきますね。

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将来はレストランを開くのが夢というアリスに、ランチを作ってもらうことに。

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一番お気に入りのレシピ本と見せてくれたのは、10年以上も愛用している一冊。ボロボロになった背表紙に貼られたテープとか、いい感じです。

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家は三階建てで、キッチン部分は吹き抜けになっています。この日は雨がちな曇りだったのですが、天窓から柔らかい光が落ちてきて、それがちょうど良くあの本誌メインカットの自然光を作ってくれています←結構気に入ってる。

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目線なしカット。

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この日のランチはオレンジのサラダとカブのタルティーヌ、ポワロー葱のタルト。

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生地まで手作りなタルト、美味しくいただきました。レストランを開いた時は常連になろうと思います。

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さてさて突然の雪景色ですが、誌面(?)の都合上三人目のパリジェンヌ、もうひとりのアリスも一気に紹介していきます。まだ雪が残る2月の撮影でした。さむいっ。

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自分と同じノルマンディー地方に暮らすアリス。収穫した野菜をお隣さんの倉庫に預けているので、一緒に取りに行きました。

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そこで見つける動物の足跡、、これはたぶん猫。

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これはアヒル?足跡に萌えます。みんな一直線ですねえ。

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そして本誌でも紹介していますが、カボチャ。

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不揃いなカボチャにも倉庫の壁にも味があって、静物画のようです。

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こちらのアリス宅も、吹き抜けキッチン。至るところに観葉植物があり、ジャングル感が好きでした。バカンスの時はどうするの?と聞いたら、全部を一箇所に集めて近所の人に水やりを頼んでおくそうです。なるほど、、。

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本誌では紹介できなかった緑な人たち。賑やかでいいですね。

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くつろぎサロンは壁の色がシックです。本棚には、最近お洒落インテリア撮影でよく見かけるミヒャエル・ボレマンスの画集も。

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元デザイナーで、今は田舎で手作りの暮らしを楽しむアリス。アトリエではスマッジングスティックを作るところを撮影させてもらいました。

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テーブルの隅にあったドライフラワー。これ、チューリップなんです。いやー、美しすぎて、こればかり撮ってました←オイ。

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ローリエやセージを束ねてスティックに。完成したものをライターさんと1本ずつ持ち帰りました。数ヶ月乾燥させてから燃やし、家を浄化するものだそう。おそらくは自分も浄化され、ピュアな吉田パンダに生まれ変わる予定です←ピュアって何。

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というわけで、二回にわたって「パリジェンヌたちのスローライフ」をブログでもご紹介しました。養老孟司さんもコロナ禍以前から常々仰ってますが、自然や命の「触感」が失われた都会暮らしに欠けているものが田舎にはあります。どちらも行ったり来たりが理想ですね。次回からはまた、パリジェンヌほどお洒落ではありませんが、のどかなノルマンジェンヌ生活をお届けします←いや、ジェンヌじゃないから。どうぞお楽しみに。

吉田パンダ

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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