18世紀のエレガンスが香る、パリのゴールデンミルク。

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ニューヨークやロンドン、そしてシドニーならカフェのメニューに極めて当然の顔で並んでいるゴールデンミルク。インドで4000年以上も前から飲まれているアユールヴェーダの飲みものである。ミルクに混ぜるターメリックゆえに黄金色を呈しているのだ。

カフェではまだ見つけにくいパリで、Pampille Paris(パンピーユ パリ)が3つの味と香りのLait Doré(レ・ドレ/フランス語でゴールデンミルクの意)の発売を3月1日に開始した。パンピーユ パリを創業したのは、イベント・オーガナイズの仕事から転身したサラ・ユメール。健全な飲み物というだけのレベルを超えた、芸術的かつ知的なゴールデンミルクを! という強い意志をもって、彼女はパートナーのクリストフとこのブランドを世に生み出したのだ。

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パンピーユ パリのレ・ドレ。ビタミンたっぷりのFruité(フルーティ)は朝に。花が香るFloral(フローラル)は昼に。消化によいEpicé(スパイシー)は夜に。各8.5ユーロ。

ビオでベジのゴールデンミルクはパリのアトリエで作られる。コールドプレスに機械を使う以外、ほとんどが手作業。現在ある3種はフルーティ、フローラル、スパイシーの3タイプ……香水みたい!? というのも、“味わう香水”というのが、サラのコンセプトなのだ。インド人の父とイタリア人の母との間、パリに生まれた彼女。「ゴールデンミルクって、インドでは健康によく、元気が出るということで日常的に飲まれています。でも味はおいしい、というのではなくって……」。3つの香りについては、調香師の協力を得たそうだ。

ボトルを装うラベルが、とてもエレガントだ。これはパリで人気沸騰中のアントワネット・ポワソンとのコラボレーションである。サラが失われた18世紀の印刷法を現代に蘇らせたアントワネット・ポワソンを選んだのは、意味があるのだ。というのも、香りを飲むという行為は18世紀に実践されていたこと。例えば、マリー・アントワネットが飲む目覚めのチョコレートに、体調に応じてラベンダーなどの香りが調合されていた、というように。「ナチュラルな香りしかない時代ですね。薬剤師は今でいうところのアロマセラピストでもあったのです」とサラは語る。パンピーユというブランド名が意味するのはシャンデリアから下がるクリスタルのしずくのような小さな飾り……18世紀の宮廷のエレガンスが香るサラのゴールデンミルクを装えるのは、アントワネット・ポワソンしかいない、ということになる。

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アントワネット・ポワソンのアトリエでパンピーユ パリのラベルがクリエイトされた。まずは麻紙にデッサンを黒でプリント。

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手彩色! この後、パリのマレにある印刷所がプリントを担当した。

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フルーティはピスタチオ、ゆず。フローラルはアーモンド、ラベンダー。スパイシーはカシューナッツ、ジンジャー。それぞれの味の素材をアントワネット・ポワソンが描いた3種のラベルが装うボトルは、とてもクラシックでエレガント。

「ターメリックはスーパーフードなんです。抗菌作用、炎症抑制作用があり、またメンタルにも美容にも……といいことずくめ。パンピーユ パリではパウダーではなくフレッシュなターメリックを使用しているんですよ。ターメリックだけでなく素材はどれも最高のクオリティを選んでいます。シシリアのアーモンドやピスタチオ……」

植物学を学び、造園の仕事もしていたというパートナーのクリストフが素材リサーチを担当している。

何事にも徹底を目指すサラ。保冷機能があって持ち歩くのがおしゃれなヴァニティが存在しないことに気づくや、早速、バッグのメゾンMaison Baluchon(メゾン・バリュション)とコラボレーションをした。バッグのモチーフには、アントワネット・ポワソンがラベル用に描いた花や植物が再現されていて、とてもフェミニンだ。フランスで60年の歴史をもつビューティブランドとのコラボレーションも進んでいるというから、今後もパンピーユ パリの活動からは目が離せそうもない。

パンピーユ パリのゴールデンミルクは、パリ市内では、1区のClaus(クラウス)と3区のUmami Matcha Café(ウマミ・マッチャ・カフェ)で味わうことができる。

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メゾン・バリュションによる3本用保冷ヴァニティ(310ユーロ)。6月中旬のお披露目にはインド音楽の生演奏も!

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サラ自らがデコレーターとなって、発表会場をバラやジャスミンなどの花で満たした。

Claus
14, rue Jean-Jacques Rousseau
75001 Paris
tel:01 42 33 55 10
営)8:00~17:00(月〜金/キッチンは14:00にクローズ)、9:30~17:00(土・日/キッチンは15:00にクローズ)
www.clausparis.com
Umami Matcha Café
22, rue Béranger
75003 Paris
tel:01 48 04 06 02
営)9:00〜19:00(土 10:00~)
休)月
http://umamiparis.com/matchacafe/

réalisation:MARIKO OMURA

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