パリ風ニョッキを食べに、またラ・コーズリィに行こう。

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ボン・マルシェのラ・グランド・エピスリーがオープンし、フィリップ・スタルクによるホテルBrach Paris(ブラック・パリ)ができて、16区の地下鉄駅ラ・ミュエットから行く場所が増えつつある。

その一角で、3年前から食いしん坊の地元民に愛されているLa Causerie(ラ・コーズリィ)という高級ビストロを紹介しよう。タイル装飾の外観がレトロタッチでチャーミングな店だ。真ん丸いビストロ風ライト、古い鏡を貼ったドア、陶画の壁といったインテリアが懐かしさを感じさせる。

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タイルの装飾が目をひく外観。長年ここで営業していたレストランChez GérardのイニシャルのCGが、タイルに描かれている。

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サルグミンヌの陶壁に見られる絵のベースはスタンランの絵画だそうだ。

黒板に書かれたメニュー内容は昼も夜も同じで、料理数はさほど多くない。その中でユニークなのは、ニョッキ・ア・ラ・パリジェンヌだろう。パリ風ニョッキとは何ぞや?と思うだろうが、これはディジョン料理なのだそうだ。そしてニョッキといってもジャガイモにあらず。シュー生地を茹でたニョッキである。それがパセリ、エスカルゴ、クリーム、ローストチキンのスープでできたトリュフ風味のソースの中に、横たわっているのだ。ソースのグリーンが美しい。食感はクネルやハンペンに似ているようで、でも違う、という新しい体験ができる。ニョッキがまろやかな甘みのソースと絡まって……この味を求めて、再びここに来てしまいそう。

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ディジョン料理のパリ風ニョッキ(26ユーロ)。

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これに料金プラスでトリュフを添えることもできる。

この店ではプリントされたメニューは存在せず、すべては2枚の黒板に。1枚はその日のメニューで、もう1枚はラ・コーズリィに来たら、これを食べなくては、という料理が書かれている。パリ風ニョッキもそのひとつで、そのほかにはシェアして食べる肉、ステーキ、仔牛の胸腺肉、帆立貝のポワレ。夜にはそれにバニラアイスクリームを添えたチョコレート・スフレが加わる。新鮮な素材をパーフェクトな火加減で調理するシェフは、デザートにもその腕を振るう。なかでもおすすめは、パリ・ブレストとサバラン! ワインもおすすめの店なので、ぜひ料理に合わせて選んでもらおう。料金設定はその日のメインが21ユーロ、前菜とメインまたはメインとデザートが29ユーロ。前菜とメインとデザートで36ユーロとなっている。なお2枚目の黒板のメイン料理は21ユーロではなく、それぞれプラスがある。

La Causerie
31, rue Vital
75016 Paris
tel:01 45 20 33 00
営)12:00〜14:00(L.O.)、19:30〜21:30 (L.O.)
休)土、日

réalisation:MARIKO OMURA

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