学校の冬休みが始まった途端、急に春めいてきました。

週末、太陽が出るとセーヌ河畔は、テイクアウトのランチを持った人たちであふれかえっています。
レストランが閉まっているいま、こんな新しい外食のかたちでそれぞれ楽しんでいる様子。

今日は、日曜日のバスティーユへ。

ヴァカンス中なので、いつもより少ないスタンドに加えて、密を避けるために通りの間隔を空けて広々としています。

おお春が来た！と、目に飛び込んできたのは、生き生きしたチューリップ。惹かれた人たちがどんどん集まってきます。

また少し歩くと南仏から届いたミモザ。これが出てくると長かった冬の終わりを感じてうれしいもの。

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そして、八百屋には旬のなごりの冬野菜と春のはしりが出てきて、季節の入れ替わりの時季。

芽キャベツが出てきた！　これも栄養豊かな春のごちそう。

秋からの根菜もそろそろ終わり。

旬真っ最中のベットハーブ。オリーブ油と塩で和えてからオーブン焼きするのがおいしい。

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菜種の葉の隣は、珍しい日本風ほうれん草。

シシリア産のレモン。

クレモンティーヌ（みかん）もまだまだおいしい。

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南国から来るパイナップルもいまが旬。

チーズを買うのはいつも、このMaugendre（モージェンドル）さんの所で。

ほどよく熟成したものが手ごろなお値段で揃っています。

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魚屋には、Pageot（パジョ） ニシキ鯛が整列。

肉を買うのは、ここChez Eric（シェ エリック）で。豚や牛も、このマルシェでいちばんおいしく、仕事がきれいで速い。

帰りには、ちょっとマルシェの喧騒を忘れてギターとウクレレを聞きながらしばし和む。

さて、今日は、芽キャベツが出てくると毎年作る簡単なグラタンをご紹介します。

これはホワイトソースを作らないで、ただ材料を混ぜ、のせて焼くだけのもの。茹でたジャガイモやブロッコリーなど、どんな野菜でもサッと作れておいしいひと皿です。

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■芽キャベツとキンカンのグラタン
Gratin de choux de Bruxelles