パリでいこい
パリのマルシェとレシピ。
サンジェルマンに寿月堂(築地の老舗・丸山海苔店)のサロン・ド・テがオープン。
そのレセプションにお邪魔しました。
日本人建築家がデザインしたという、竹を活かした美しい店内。
なつめや茶碗、優雅な茶道具の数々、洗練されたディスプレイ・・・
ディレクター・丸山真紀さんのセンスを感じる穏やかな空間に感嘆!!
この日、地下の茶室ではお手前が披露されていて、
"パリに日本の茶文化を広めたい"という心意気を感じる。
ここで味わえるのは、伝統ある本格的な日本茶。
コレットのウォーター・バーやボンマルシェでも既に扱われているという。
お菓子は、お向かいのパティシエ、ジェラール・ミュロ氏に特別注文したおいしい和風味。
私が崇拝するアーティスト・沼田元気氏が、
自称"いこいスト"とおしゃっていたけれど、
私は"なごみスト"
"お茶おんな"のわたくし、家で仕事をするときには、
なごみ・いこいのお茶時間を大切にしている。
様々な効用もあるので・・・集中したい時には、抹茶。
疲れた時は、紅茶に沖縄の黒砂糖と生姜、
たまにカナダのメープル・シロップを入れて。
憂鬱な時には、シナモン・スティックとカルダモン。
風邪の時には、インドのマサラ・ティーやマクロビオティックの
対処法・梅醤番茶(三年番茶に生姜汁、醤油、梅干し)。
パソコンに向かう時は、メグスリの木とハト麦を煎じて。
台所の棚の中には、台湾や中国のお茶、日本のあらゆるお茶、
アフリカのルイボスや紅茶、セイロンのもの、ブラジルのマテ茶、
モロッコのミントティー、ベトナムの蓮茶、南仏のハーブ、
バラや金木犀などの花茶・・・世界中のいろいろ約30種類。
マレのアパートに居ながらにして旅をしている気分だけれど、
これからはセーヌを渡ってサンジェルマンの日本へ小さな旅。
なごみに行くのがとても楽しみ。