Sous Les Cerisiers 桜の木の下で

パリのマルシェとレシピ。

チェーホフの戯曲を想い出すような美しい名のレストラン・・・今日はそのお披露目に行って来ました。

かなり前から、オープンの噂を聞いていたのですが、ついに!

"光と影"2つのテーマからなる洗練された空間は、デザインデュオRalston&Bauによるもの。客席奥の"影"のパートは、見た途端に"桜月夜"という言葉が浮び、まさに、デザイナーの意図した"劇場のような"ストーリーを感じる。
リサイクルされたエコ素材、カラダにも環境にも優しい建材を使っていて、先駆けているのは、デザイン性だけでは無い様子。
日本の布(和紙と絹)を使った調度、畳素材を使った椅子、和室風のベンチ、折り紙のような皿・・・と、どれひとつとってもオーナーのこだわりと日本の美意識が覗えます。

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PICT0007.jpg日本の繊細なガラス酒器と竹筒

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PICT0013.jpg(左から)デザイナーAlexander Bau氏、Birgitta Ralston氏、アタッシェドプレスのChristophe Spotti氏

日中は、アトリエとして料理教室、夜はレストラン。
メニューを見てみると、Yuzu・・・Wasabi・・・ところどころに和風味が散りばめられて、美しいポエムのような響き。
どれもこれもおいしそうで興味をそそられる"Sakura風モダン・ジャポネ"


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この日頂いたのは、梅酒に、エキゾチックな酸味の効いたソースと香ばしい海老のネム、オリーヴ・オイルと海の塩を添えた、生ハムのMaki。
不況といわれながらも、新しく星を獲得したレストランや三ツ星は、どこも連日満席だそう。そういえば、セーヌ近くのシックで手頃なレストランは、いつも予約がとれない・・・"フランスの食は、まだまだ明るいわ!"とホッとする。

PICT0016.jpgがんばる美女ここにありき!

キッチンとサロンを掛け持ちで采配を振るう、オーナーシェフのSakuraさんとお話をしてみると、これまでの苦労など微塵も感じさせない晴れやかな笑顔。ネガティヴなものを寄せ付けない、凛とした強さを感じます。
こういう時代に、何か新しい事をしようという勇気、そして、その夢を実現している姿・・・それ自体が充分に美しく感動的です。こういう人には、心からエールを送りたいと思います!
愛と尊敬を込めて・・・

Sous Les Cerisiers

12,rue Stanislas 75006 paris
☏33(0)1 42 77 46 24
souslescerisiers www.souslescerisiers.com
Ralston&Bau www.transplant.nu

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