Parisienne file.vol.17 エミリー・マラン/ Studio Marant創立者&アートキュレーター

パリジェンヌのインテリアに学ぶ、アートのある暮らし。

パリジェンヌファイル

エミリーが暮らすアパルトマンは、ギュスターヴ・エッフェルが設計し、彼のアトリエがあった建物。鉄柱使いなどエッフェル様式のディティールを感じる趣きが魅力です。
でも、残念ながらもうすぐ引越さなくてはならず、新しい物件を探し中なのです……
彼女のインテリアには、アート作品がたくさん飾られています。
「アートの魅力は、"センシュアリテ"を感じること。眺めているだけで、五感を通じて力強さを感じる。そのパワーが、毎日の暮らしにとても大切なんです」

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有名無名に関わらず、出合った瞬間のインスピレーションが重要だというエミリー。
「ダイナミックな色彩や素材使いが好きで、フランスの若手作家のロマン・ビカリやアリス・ギターなどが最近のお気に入りです。飾り方も、考え過ぎずに好きな場所に置いてみるだけ。フレームなしでラフに壁に貼ったり、ヴィンテージの椅子の上に置いてみたり。そうすると作品が自然にインテリアになじんでくるんです。自由な感覚でアートのあるインテリアを楽しみたいですよね」

カジュアルに楽しむ、インテリア×アートのヒント。

【イームズチェア×アートでモダンな空間】

多重構造のペーパーアートとして知られるwell well designersの作品や、オラファー・エリアソンの作品集を飾ったガラステーブルと、パリのオークションで買ったイームズの椅子でアーティスティックなコーナーが完成。

【植物とヴィンテージチェアには新進作家の作品を】

家族から譲り受けたヴィンテージチェアの上に、若手アーティストのアゴーストン・パリンコの絵を飾り、斬新な印象に。「注目の作家のひとりで、新しいプロジェクトで彼とコラボレーションしました」

【本棚の上を小さなミュージアムに】

ライブラリーにも、たくさんの本といっしょに小さなオブジェでディスプレイするのが、エミリースタイル。ジョン・ジョルノのワードオブジェや、直島旅行のおみやげの草間弥生の作品で楽しくポップな印象に。

【ノーフレームでカジュアルにアートを飾って】

大好きなクロエ・ワイズの青空とトマト缶のイラストは、額装せずに壁に直接貼って、カジュアルに。マン・レイの写真やカリフォルニアのアーティスト、アリス・ラングのヒップ型花器など好きな作品を集めて、独特の世界観を楽しみます。

Emily Marant / エミリー・マラン

パリ生まれ。リセを卒業後に渡英し、ロンドンのアートスクールに留学。パリに戻り、15区のMod Art internationalでモードを学ぶ。2015年に現代アート企画のプロジェクトオフィス兼オンラインショップのStudio Marrantを設立。アートキュレーターとして活躍中。 https://studiomarant.com

photos:AYUMI SHINO, réalisation:HIROKO SUZUKI

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