Parisienne file.vol. 34 フローラ・マチュー/カメラマン
パリジェンヌであるための、3つのアイテム。
パリジェンヌファイル
パリジェンヌのリアルなファッションやライフスタイルを紹介する連載、パリジェンヌファイル。フローラの最終回は、パリジェンヌとして欠かせないアイテムを教えてくれました。
フローラにとってパリジェンヌに欠かせないエッセンシャルなアイテムは、ヴィンテージのバッグやジュエリー。
「古いオブジェが昔の人の人生を超えて、もう一度新しい第2の人生に寄り添うということを考えるだけでワクワクします。縁があって自分の手元に巡り渡ってきた不思議を思うと、大切に使いたいと心から思います。昔のものだからこそほかの人とはかぶらないオリジナリティが演出できるのも魅力です。そして、パリにいながらも身近に自然を感じられる暮らしも大好き。季節の花を愛でたり、ドライフラワーとして楽しんだり、植物を育てる、そんな心と時間のゆとりを大切にするのもパリジェンヌらしいライフスタイルです」
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パリジェンヌのエッセンシャルアイテム。
【定番のゴールドのビジュー】
「太陽を感じる色で元気が出るし、肌に合うからビジューはゴールドが好き」。右手中指のモロッコのアンティークリングに、左手薬指のパリ発のカミーユ・エンリコのリングでスタイリング。
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【ヴィンテージのバッグ】
パリでも旅先でもヴィンテージショップ巡りが好きなフローラ。「このバッグは近所のブロカントで素人のおばあさんが出品していたもの。赤い色がお気に入りでヘビロテ中です」
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【花はドライになるまで飾る】
「ボーイフレンドから贈られたブーケや、週末のプチヴァカンス先で摘んだ花などを持ち帰って、生花で楽しみ、その後は自然に乾燥させて飾ります。ドライのニュアンスのある色合いが好きなんです」
プロヴァンス地方のマノスク出身、1990年7月生まれの29歳。初めてカメラを手にしたのは、8歳の時にいとこからプレゼントされて。以来、写真に興味を持ち、13歳の時にフォトグラファーのアトリエに通って写真について学ぶ。20歳で本格的にカメラマン活動をスタート。ウエブマガジンの「Nasty」をはじめ、パリ発のリアルブランド、シャコックのルックブックなど雑誌や広告で活躍中。
Instagram : @flora.mathieu
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photos:AYUMI SHINO, réalisation : HIROKO SUZUKI