Parisienne file.vol. 35 マリオン・オリヴァー=ウィリアムソン/ファッションブランド設立者兼クリエイター

ヴィンテージ生地をミックスしたデイリードレスを纏う。

パリジェンヌファイル

パリに暮らすパリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載。今回はパリ15区生まれ、生粋のパリジェンヌが登場。

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1年以上パリを離れて世界各国を旅していた時も、各地でのアンティークショップや蚤の市巡りを欠かせなかったほど、ヴィンテージ好きなマリオン。
「昔の柄やモチーフは、現行モデルでは再現できにくい希少性の高いものが多いですよね。そして、刺繍やディティールなどに、その土地ならではのアーティザナルな手仕事が施されていたり。そんな楽しい発見があるのも、ヴィンテージならではの魅力です」
彼女が帰国後に立ち上げたブランドMOW(マウ)は、ヴィンテージ生地を使ったドレスを中心にしたコレクション。
「シンプルなデザインだからこそ、柄や素材でニュアンスを添えます。MOWのドレスはTPOを選ばずに着られるのも魅力。わたしは一年を通じてドレスラバーです」

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デイリーに楽しみたい、ドレススタイル。

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柄on柄で艶やかに

マーティン・スコセッシ監督の『カジノ』やウォン・カーウァイ監督の『花様年華』などからインスパイアされるというマリオン。鮮やかな花柄のシフォンブラウスで艶やかな雰囲気に。

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グラフィカルプリントはレディに

グラフィカルなカシュクールドレスは、マルニのバッグとセリーヌのシューズでスタイリング。「シックな小物を合わせれば、カクテルやディナーにも対応するから便利です」

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ウィークエンドは、パジャマ風ドレス

週末のマルシェに行く時にもお気に入りの花柄ドレスで。南仏で買ったヴィンテージのパニエと、ブルーのフェザーが可愛いミュウミュウのサンダルでフェミニンな味付けに。

Marion Oliver-Williamson
1981年パリ15区生まれ。バカロレアを取得後にモードの世界へ飛び込み、15年間「ドルチェ&ガッパーナ」でモードディレクターを務めた。その後2014年に水着ブランド「B.Doll」を立ち上げる。2年間のクリエイティブ活動の後に、南米、北米、カナダ、ヨーロッパをめぐる旅に出る。パリに戻り、17年からヴィンテージ生地を使用するファッションブランド「MOW」をスタート。最近のパリで注目されているブランドのひとつ。Instagram:@mow_paris

 

Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako

photos:AYUMI SHINO, réalisation : HIROKO SUZUKI

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