Parisienne file.vol.39 アンヌ=ヴィクトワール・ルフェーヴル/アパレルディレクター
アパルトマンで暮らす、パリジェンヌの部屋。
パリジェンヌファイル
モードなパリジェンヌのリアルなスタイルを紹介する連載、パリジェンヌファイル。今回は、台湾生まれのパリ育ち、アンヌ=ヴィクトワールが登場。ラストは自宅のアパルトマンをチェック。
数年前に購入したアパルトマンは、建物の最上階で眺めの良さが自慢。仕事から帰った夜や週末などホッとリラックスできる大切な空間だから、好きなオブジェに囲まれて暮らしたいというアンヌ=ヴィクトワール。
「BFとはお互いの家を行き来するものの、まだ一緒に暮らしていないので、いまは思いっきりフェミニンなインテリアを満喫中よ(笑)。まあ、彼と暮らしてもわたしのインテリアの趣味は変わらないだろうけれど。ファッション同様、インテリアもヴィンテージが好みなの。時代は決めずにファーストインプレッションで感じたら即買い。特に陶器が大好きで目がないの。旅先でも蚤の市やアンティークショップで見つけては買い足してしまうのよ」
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フェミニンな部屋を作る、インテリア。
Collection1:蝶々の標本
きっかけはロンドンのアンティークマーケットで出合った青い蝶の標本。「それから蝶を見つけるたびに少しずつコレクションが増えているわ」。花器は南アフリカで購入したもの。
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Collection2:陶器たち
お気に入りの陶器がディスプレイされている窓際の棚。モロッコ、オーストラリアなど旅先のものとセラミック作家の妹の作品をミックス。ロリータの本がアクセントに。
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Collection3:カルトナージュの箱
リセの頃からハマっているカルトナージュ。世界中のブロカントで買ったり、古い生地を使って自分で制作したり。「写真や細かな収納に役立つし、何より可愛いから大好き」
台湾生まれ、パリ育ちの32歳。広報やPR、コミュニケーションの有名校EFAPに入学。卒業後はモスキーノのプレス、パリ発のオーダーメイドのバッグブランド「ラコントリー」でデザインアシスタントを務める。2017年よりシューズブランド「ミッシェル・ヴィヴィアン」でコマーシャルディレクターに就任。
Instagram:@vikilefevre
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photos:MANABU MATSUNAGA, réalisation : HIROKO SUZUKI