Parisienne file vol. 43ティファニー・ブエル/アーティスト

いろいろな白を纏う、パリジェンヌのワークスタイル。

パリジェンヌファイル

リに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回はまだ肌寒い3月、自宅での撮影に協力してくれたパリ16区に暮らす、ティファニーをご紹介。ラストはワークスタイルを披露。

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「アトリエにこもって絵を描く時や、制作時に着る白い綿の作業着。絵の具で汚れるから何度も洗いにかけると素材の表情が変わってくる。白い服はいつでもぱきっとした真っ白のままを着たいけれど、反対にコットンやリネンなどの天然素材が時間とともに自然と変化してくる経過も愛おしい。デニムジャケットやジーンズなどは柔らかく肌になじんで自分に合うシルエットになるのも楽しみなの。全身を白でまとめたスタイリングが好きで春から夏にかけてよく着るけれどヘビロテするのがヴィンテージのリーバイス。好きなシャツやオーバーサイズのデニムジャケット、美シルエットのブルゾンなどを合わせて違う雰囲気の着こなしを楽しむ。そんな時にはノーアクセで、潔く!が私の定番です」

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ワークウエアには、いろいろな白を。

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メンズサイズのデニムジャケットはブルーデニムを白にブリーチ。同じくヴィンテージのリーバイスを合わせたメンズライクなスタイルに、キャレルの「メリージェーン」でフェミニン要素をプラス。

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ヴィンテージのブラウスはノーブランドながら手の込んだ袖のカットワークがチャーミングな一点。「昔の服は作りが丁寧でカットも綺麗。何よりユニークピースなのが好みです」

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「素材のよさ、カットの綺麗さ、すべてが好き」と大信頼しているセヤのブルゾンにリーバイスをスタイリング。ニュアンスの違う白の組み合わせを満喫。

Tiffany Bouelle
11区に暮らす、生粋のパリジェンヌ。アート工学に特化した歴史あるリセでモードデザインを学び、デュペレ美術学校でもモードを専攻。在学中からスタイリスト活動をスタートし、同時に2年間プライベートスクールで子どもたちに絵を教える。現在はモワナ(Moynat)とのコラボレーションをはじめ、デッサン、イラスト、オブジェ制作などを手がけるアーティストとして幅広く活躍中。
Instagram:@tiffanybouelle
Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako

photos:YUSUKE KINAKA, réalisation : HIROKO SUZUKI

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