マスク美人度は「眉」がカギ!? 新発想のアイブロウ。
今日のカラダにいいこと 2020.06.25
夏が近づいて、本来はメイクも太陽に映える鮮やかなカラーを楽しみたい季節ですよね。がしかし、今年はもうしばらく「マスクの着用」が続きそうな気配。特に通勤電車や、商業施設の中など、人が大勢集まるシーンでは、マスク着用を心がける方も多いのでは?
顔の半分が隠れている状態で、人の印象はどこで決まるかといったら、やはり目元です。なかでも「眉」はとても大きな存在。アイカラーやマスカラは、色彩やボリューム感で目華やかさを演出しますが、眉はもっと、顔立ちそのものを印象づける感じがします。シルエットがシャープだと知的な印象ですし、ふんわり太眉やアーチ形の眉は、優しそうな雰囲気に。逆に形がガタガタだったおり、ムダ毛があると垢抜けない印象になってしまうことも。
とはいえ、洗練された眉を描くのは本当に難しい……! 個人的にも「どうやったら上手に、自然に描けるんだろう」と、毎回試行錯誤しています。そんな眉に悩める女性たちに、ぜひこの夏注目してほしいのが、進化型アイブロウたち。ペンシルでもなく、パウダーでもないユニークな形状ですが「使ってみると簡単! しかもナチュラル」と感動した名品ばかりでした。
ツールも充実! ふたつの色×質感で洗練された眉へ。
シャネル
シャネルから7月17日に登場するアイブロウパレットは、深みのある凜としたまなざしを演出する2色です。左側はマットな質感のワックス。薄づきで肌との一体感にすぐれ、シルエットを描きながら色みを添えベースを整えます。右側はワックスを自然になじませ、ふんわりとした質感を演出するパウダー。2つのカラーと質感の絶妙なバランスで、奥行きと立体感を演出できるはず。
ラ パレット スルスィル ドゥ シャネル N 全3色 各¥7,150(7/17発売)/シャネル ©CHANEL
パレットには、なんと4種類もツールがセットされているんです……! ミニサイズのツイザーは、不要な眉を一本一本抜き去り、シルエットを整えるために大活躍。その後スクリューブラシで毛流れを整えたら、アイブロウブラシでワックスを塗ります。斜めカットのブラシは、眉尻にもスッと繊細な線を引けるはず。仕上げはチップにパウダーを取り、眉頭から全体的に、眉の空間を埋めるようにふんわり感を演出します。
カラーは3色。左から01、02、03 ©CHANEL
3色のカラーはいずれもシャネルらしい深みとニュアンスのある発色で、シックな眉に仕上がります。ワックスの自然な発色とフィット感、パウダーのシルキーな質感、そしてツールの充実度含め、持っていると活躍すること間違いなし。パレットひとつでプロのテクニックが実践できて、凜とした表情が手に入ります。
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とかすだけでナチュラルな毛流れと、立体感を演出!
ゲラン
ゲランから誕生した「マッドアイ ブロウ フレーマー」は、毛流れにこだわったユニークなアイブロウです。みずみずしいジェルが眉にフィットし、極細のファイバーをプラスして、自然なシルエットを演出。アイブロウと眉マスカラの、いいとこ取りをしたようなアイテムですね。
マッドアイ ブロウ フレーマー 全3色 各¥5,830/ゲラン
アイブロウとしては珍しい形状ですが、使ってみるととても簡単。ペンシルタイプで握りやすく、初心者でも扱いやすいのがポイントです。使いはじめに何度かノックすると、ブラシの先端にジェル状のテクスチャーが登場します。人間工学に基づいて設計されたこのゴムのアプリケーターは、眉毛一本一本をくまなくキャッチ。眉をそっとなでるだけで、毛流れを整えながら、均一にカラーとファイバーを塗布します。
カラーは3色。左から、01、02、03。
とかすだけで、自然なカラーとほどよいボリューム感を誇る、立体眉が完成するはず。まるで「もともと眉が美しいかのような」印象に整うのがうれしい限り。仕上がりのホールド力にも優れ、立体的な眉が長時間持続します。
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「櫛」にインスパイアされた、珠玉のアイブロウマスカラ。
シュウ ウエムラ
1984年(いまから36年も前!)に、ナギナタ形にカットした鉛筆型のアイブロウ「ハード フォーミュラ」を提案したシュウ ウエムラ。以降、アーティストブランドならではの視点で、アイブロウの新機軸を次々と打ち出してきました。最新のアイブロウは、髪をとかす「櫛」にインスパイアされたアイブロウマスカラ「クシ ブロー」です。日本髪を結う際、仕上げに用いる柘植櫛をヒントに、絶妙な角度をつけた小形のブラシを採用。
クシ ブロー 全8色 各¥3,740/シュウ ウエムラ
小形ゆえに小回りの利くブラシは、眉の細い毛も一本一本しっかりキャッチするのが特徴です。まずはブラシを眉と平行にして、上方向にかき上げ、立体感を演出します。次にブラシの側面を使って、眉頭から眉尻に向けすべらせて。毛流れを整えながら、カラーを塗布していきます。
カラーは8色展開。上からMストーングレイ、Mエイコーン、Mシールブラウン、Mブラウン、Mオークブラウン、Mウォルナットブラウン、Pシールブラウン、Pバーガンディー
圧巻なのが、アーティストブランドならではの豊富なカラー展開。ふんわりと仕上がるマットタイプ6色、モードな印象のパールタイプ2色、全8色という充実のラインナップを誇ります。微妙にオレンジやイエロー、レッドを含んだほかにはないニュアンスカラーは、髪色やメイクに合わせて楽しむのも素敵ですよね。このアイテムも、とかすだけで眉に立体感を演出し、表情豊かな目元に仕上がります。
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塗って、剥がすだけ。地肌が自然に染まる「眉ティント」
フジコ
最後にご紹介したいのが、アイブロウとしては珍しい「ティントカラー」です。塗って、剥がすだけというお手軽さで、眉下の地肌が自然に染まり、約3日間消えないナチュラル眉を演出します。
フジコ眉ティントSVR 全3色 各¥1,408(7/3発売)/かならぼ
みずみずしいテクスチャーを好みのシルエットに塗り、そのまま5~10分置いて(失敗したら、濡らした綿棒で乾く前に素早くオフすれば大丈夫です)。フィルム状に乾いたところで、眉尻からピリピリ剥がしていくと……? あっ、ホントだ、眉下の肌が自然なブラウンに染まってる!
正直、最初はうまくいくかドキドキでしたが、地肌の染まり具合はふんわりしていて、ちょうどいい感じ。私のように眉毛が太めの人は、地肌にしっかり付くように塗布するのがポイントです。眉が薄めの方はより自然に染まりやすく、ナチュラルに仕上がるはず。確かにコレを使っていると、寝起きでも顔立ちがハッキリしているんですね。あらためて「眉って顔の印象を左右する存在なんだな」と実感した経験でした。プチプラなので、気軽に挑戦しやすい点も魅力です。
カラーは3色展開。左から、01ショコラ ブラウン、02モカ ブラウン、03ライト ブラウン
最近のアイブロウは、本当に形状もテクスチャーも、進化していて驚きました(お手軽なペンシルばかり使ってた自分を、ちょっと反省)。一見難しそうに見えるかもしれませんが、いずれの製品も使ってみるととても簡単。そして、平面のシルエットだけでなく、立体感を演出してくれる点が魅力です。マスク姿でも、ナチュラルかつ印象的なまなざしを演出するために、挑戦してみては?
シャネル カスタマーケア
0120-525-519(フリーダイヤル)
www.chanel.com
ゲランお客様窓口
0120-140-677(フリーダイヤル)
www.guerlain.com/jp/ja-jp
シュウ ウエムラ
0120-694-666(フリーダイヤル)
www.shuuemura.jp
かならぼ
0120-91-3836(フリーダイヤル)
www.fujikobrand.com
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
texte:NAMIKO UNO