エディター川島あぐり スラックスと間違えられる「ロスアパ」のスウェットパンツ

ファッションエディターの川島さんがシーズンレスに愛用しているのは、ロサンゼルス アパレルのスウェットパンツ。かつて惜しまれつつ日本を撤退した「アメアパ」ことアメリカン アパレルの創業者が立ち上げたブランドだ。メイドインアメリカにこだわったベーシックなデザイン、豊富なカラーバリエーションや手頃なプライスが特徴で、ブランドコンセプトはアメアパを彷彿させる。

穿き込まれてほどよく褪せた表情になっている川島さんのスウェットパンツは、14オンスのヘビーウェイト。肉厚な生地なので、洗濯を繰り返してもヘタらないタフさを備えている。紐のないすっきりとした腰回りと、脚がきれいに見える程よいゆとり。穿いた時のシルエットの美しさは抜群で、多くのファッションプロたちも太鼓判を押す。ヌーディなカラーは顔料染めによるもの。独特の深みのある色合いがスウェットのカジュアルさをおさえ、シックな着こなしを叶える。

「とにかく着心地がいいので、ルームウエアとしてはもちろん外出時にも大活躍です。生地にハリがあって野暮ったく見えないので、ヒールを合わせたらスラックスと間違えられたことも! 同色のプルオーバーも持っていて、セットアップで着てもかわいいんです。最近自宅でシミ抜きをしてうっかり色落ちしてしまったので、その箇所にアップリケを付けたら一段と愛着が出てきました。トップにはシャツなどクリーンなものを合わせて、メリハリのある着こなしを楽しんでいます」
フルーツとアニマルのポップな組み合わせ。統一感のないモチーフをあえてミックスするところに、川島さんらしい遊び心がうかがえる。

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AGURI KAWASHIMA
美術大学でデザインを学んだのち、グラフィックデザイナーを経てファッションエディターに。雑誌やウェブコンテンツの編集、ブランドのディレクションなどを手がける。プライベートでは大の旅好き。
Instagram: @agurikawashima

editing: Eimi Hayashi

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