限界のその先へ
漫画『ブルーピリオド』は、クリエイティブであり続けることが人々の人生をより豊かに彩るという「気付き」を美しく表現しており、これはバーバリーのメッセージとも通ずる部分があります。山口つばさ先生の表現を通して感じることのできる、創造性あふれる旅への探求や、困難に向かってチャレンジする姿勢は比類のないものであり、「イノベーション」「創造性」「限界を押し広げる」、といったバーバリーの信念を物語るものだと考えています。
バーバリーは生まれた時から身近であり憧れのブランドのひとつでした。今回このお話を頂いてとても驚きましたし、正直実現できない企画だと思っていました。しかし実施が決まり、改めてなぜ『ブルーピリオド』を選んで下さったのかをとても考えました。その上でこの漫画でしかできないことがあるのでは、それをすべきなのではと思うようになりました。憧れのブランドなので過剰にリスペクトをしてしまわないよう、あえて普段の漫画制作と同じ温度感でいることがいちばんのリスペクトだと思い制作しましたが、想像以上にバーバリーの皆様の懐が深く楽しく取り組ませていただきました。それがバーバリーファンの方にも伝われば幸いです。
ローラとは、今回のコラボレーション漫画に初登場した新キャラクター。バーバリーのアイコンでもあるLOLA BAGをインスパイア源にしており、バーバリーのブランドステイトメントである『TO GO BEYOND』を体現している。LOLA BAGの特徴でもある大胆かつクリエイティブ、力強くあるのと同時にセクシーさを兼ね備えたキャラクター。
彼女の服選びの基準は トラディショナルであり 独特な視点が入る
あたしが選んだものが あたしっぽくなるだけ
でも彼女のヨロイは ”自由“で”勇敢“だ
あらゆるものを 超えていける 自由さを纏ってる
それがアタシがより 先にいけるヨロイなの
そしてそれは ”彼女“が ”作品“とだけ 向き合った結果
でも彼女のヨロイは ”自由“で”勇敢“だ
あたしが選んだものが あたしっぽくなるだけ
それがアタシがより 先にいけるヨロイなの
あらゆるものを 超えていける 自由さを纏ってる
2019年にチーフ・クリエーティブ・オフィサーのリカルド・ティッシが手がけた初めてのバッグのひとつで、独特なステッチやバーバリーを代表するチェックパターン、創業者のトーマス・バーバリーからのイニシャルをとったTBロゴがポイント。
どこか虚しさを感じながら日々をすごしていた高校生の矢口八虎。そんな彼がある日1枚の絵に魅了され、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じる。男性だが心は女性の八虎の同級生、鮎川龍ニら個性的な友人たちとともに美大を目指して青春を謳歌する物語。
©Tsubasa Yamaguchi/Kodansha自身も大の漫画好きと公言する、バーバリーアンバサダーの池田エライザとバーバリーのスペシャルコラボレーション!
ブランドのヘリテージを称えつつ、革新的な解釈で魅せた今シーズン。池田エライザがエモーショナルに着こなす最新クリエイション。
ランウェイの注目を一身に集めたベアトップドレスは、トレンチコートを再構築したかのような遊び心あふれるデザイン。ドレッシーなヘッドバンドとスポーティなベースボールキャップを合体させた帽子も含め、伝統にツイストを加えたバーバリーらしい盛装の提案だ。ドレス¥3,630,000、帽子¥81,400(すべて予定価格)/ともにバーバリー (バーバリー・ジャパン)
「バーバリーのすべての洋服には自由が備わっている」 というテーマがあります。あなたにとって「自由」とは?
自由の価値観というのは変化していくもの。変化を恐れずに楽しむことが自由であり、自由=〇〇ということに縛られないことが本当の自由だと思います。
コラボ漫画の中で、ローラにとってファッションは鎧と表現されていました。あなたとってファッションとは?
鎧と聞くと、日本人は表で戦うために自分の内面を隠すものというイメージがある。でもファッションにおいては、自分が示したいサステナビリティや、自分のアティチュードみたいなものを示すための鎧。
ファッションは少し政治的な側面も持っていると思う。例えば女性がもっと己を解放してファッションを楽しんでほしい、まわりからの偏見や目線に左右されずに好きなものを少し勇気を出して着てほしい、そんなメッセージをファッションを通して伝えたい。ファッションって、自分の意見を示すためのジャンヌ・ダルク的な鎧という感じかな。
コラボ漫画内の登場人物であるローラというキャラクターには「ローラバッグ」の特徴でもある強さ、セクシーさ、スマートさが投影されています。あなた自身、ローラと似ている部分があると思いますか?
セクシーさ、強さ、スマートさって、結局外部が評価することなので、私自身としては学び続けるしかない。果敢に挑んだり、自分に向き合ってしっかり休んであげるとか、自分が知らない領域に対して貪欲に学び続けるとか。
それと同時に外部の評価には、あまり興味はないです。褒め言葉の数だけ悪口もあるので、そこに左右されないし、そんな暇があるなら死ぬまで勉強したい。
漫画やアニメのどういったところが好きですか?
5時間ぐらいしゃべってもいいですか?(笑)
漫画って無敵。ファンタジーであれば異世界にも旅に行けるし。『ブルーピリオド』も閉鎖的な考え方をしていた主人公が学校という環境にいる中で、自分のやりたいことがわかり世界が広がっていく。こんな重たい感じの世の中だけど、漫画が自分の潜在的にもっているエネルギーを呼び起こしてくれる、主人公と一緒にわくわくできるし、ともに学べる。そして、漫画って作者と編集者の打ち合わせのたまもので、漫画家って身を削って描いている。だからこそ、漫画は教科書みたいな感じ。
今回のコラボレーションは、日本の漫画文化とバーバリーのユニークな融合でした。この作品の魅力は?
素直になれない人たちってたくさんいて、生きている人のほとんどが自分の素直な気持ちを人にシェアできないでいると思う。でも東京って、このシェアを上手にできる人が多い。特にたくましい人が集まるこの業界では、自分を主張しないとクリエイティビティが完成しない。そんな現場のモノづくりに似ているな、と感じたのが今回の漫画で、主人公と自分を重ねて少し素直になって自分を自由にしてあげる、そんなエネルギーを今回の漫画に感じました。
1996年生まれ、福岡県出身。8月19日から映画『ハウ』が公開、10月7日からは主演ドラマ「DORONJO」(WOWOWオリジナル)が放映されるほか、9月2日から短編映画『MIRRORLIAR FILMS Season4/ドロンジョ』の一編として、監督作である『Good night PHOENIX』が公開されるなど、多彩なフィールドで活躍中。
photography: Yusuke Miyazaki (Sept)
styling: Miyuki Uesugi (Sense of Humour)
hair: Jun Goto (Ota Office)
makeup: Sada Ito for Nars Cosmetics
editing: Mami Aiko
池田エライザが「LOLA BAG」とともにモードに着こなしたバーバリーストーリー。撮影舞台裏を動画にてお届けします。
qomunelab co.,ltd.Producer: Yusaku Kawamura
(qomunelab.co.,ltd)
Cinematographer: Shinya Kitamura
(qomunelab.co.,ltd)
Camera Assistant: Takaatsu Kaku
(qomunelab.co.,ltd)
Edit: Shinya Kitamura, Yudai Suzuki
(qomunelab.co.,ltd)
シックなブラックからフェミニンなパステルカラーまで
豊富に揃った「LOLA BAG」をご紹介。
2022年8月20日(土)から、全国38店舗のバーバリーストアにて、今回実現した、オリジナル描き下ろし漫画を無料配布中!
本コラボレーションを記念し8月20日(土)~9月5日(月)まで、バーバリー表参道がバーバリーと『ブルーピリオド』色に染まります。スペシャルな漫画の世界観を体感しにぜひ行ってみて。