フィレンツェで巡りたい、フェラガモゆかりのアドレス。

Travel 2019.09.24

フィガロジャポン最新号「しあわせになるイタリア旅。」でも紹介しているトスカーナ州フィレンツェは、フェラガモが創業した地であり、現在ではフラッグシップショップや自社ミュージアムのみならず、ホテルやレストランなども運営されている、縁の深い場所だ。フィレンツェを訪れるなら、そんなフェラガモの美学が感じられるスポットをぜひ訪れて。

1. Hotel Lungarno  ホテル・ルンガルノ

一年中観光客で賑わうフィレンツェだから、旅の日程が決まったら、まずはホテル・ルンガルノを予約。フィレンツェの象徴、アルノ川とヴェッキオ橋の眺めを楽しめるこのホテルは、コクトーやピカソの作品も含む、400点もの現代アートコレクションが自慢。イタリアの粋が随所に感じられる、モダンでスタイリッシュな客室で寛ぎながら眺めるフィレンツェの街の美しさは、一生忘れられない旅の想い出になるはず。

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フィレンツェにホテルは数多くあるけれど、ホテル・ルンガルノのように、アルノ川に面したラグジュアリーホテルは唯一無二。しかもショッピングや観光にも最高に便利なロケーションなのだ。

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アルノ川をすぐそばに感じられる、ブエノスイート。ブルーを基調にしたシックなインテリアも旅の疲れを癒やしてくれる。

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ドゥオーモやヴェッキオ宮殿も見渡せる、ルーフトップテラススイート。ルームサービスで楽しむ食事もまた格別。

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ホテル・ルンガルノは、ミシュランの星付きレストラン「ボルゴ・サン・ヤコポ」も擁する。滞在中にモダンイタリア料理もぜひ楽しんで。

Hotel Lungarno
Borgo San Jacopo 14,  50125 Florence
tel:+39-055-27261
全65室
宿泊料:Hotel Lungarno Rooftop Terrace Suite River View 1泊1室2,500~4,500ユーロ、Hotel Lungarno Designer Suite River View 1泊1室3,600~6,000ユーロなど。 ※税別
www.lungarnocollection.com/hotel-lungarno

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2.  Il Borro Tuscan Bistro  イル・ボッロ・タスカン・ビストロ

フィレンツェ郊外にある貴族の館を改装した「イル・ボッロ」は、ブランド創設者サルヴァトーレ・フェラガモの長男、フェルッチオ・フェラガモが所有するワイナリーレストラン兼宿泊施設。そこの直営レストラン「イル・ボッロ・タスカン・ビストロ」では、フェラガモ家のワイナリーで生産された貴重なワインを、トスカーナの伝統料理とともに味わうことができる。アルノ川が見えるテラス席もあり、ランチやディナーはもちろん、アペリティーボも楽しめるのが魅力。

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サルヴァトーレ フェラガモ ミュージアムのあるスピーニ・フェローニ宮殿の隣という絶好のロケーションにありながら、どこか隠れ家めいた雰囲気にワクワクさせられる。古いフレスコ画が残る天井にも趣が。

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看板メニューのラグーパスタ「Pachheri di Gragnano con Ragù Classico alla Toscana」15ユーロ

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こちらも人気メニューのリゾット「Risotto Carnaroli Crema di Pomodoro Arrosto e Burrata」12ユーロ

Il Borro Tuscan Bistro
Lungarno Acciaiuoli 80r 50123 Florence
tel:+39-055-290423
営)11時~23時
不定休
www.ilborrotuscanbistro.it

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3.  Museo Salvatore Ferragamo サルヴァトーレ フェラガモ ミュージアム

芸術の宝庫フィレンツェでは、美術館巡りもまた楽しみのひとつ。現在、サルヴァトーレ フェラガモ ミュージアムでは、『Sustainable Thinking』展を開催中。本展では、フェラガモの貴重なアーカイブ作品のほか、アーティストによるリサイクル素材で作られたドレスをはじめ、紅茶キノコから作られたジャケットなど、ユニークかつサステイナブルな手法で自然界との共存共生を考えたファッションアイテムを展示。ファッション界における自然環境保護の姿勢がますます問われているいま、この展覧会は必見だ。

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展示の一部より。グリーンのフェルトをマルチカラーのリボンで装飾したサボの原型。-1938年

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ヘンプ素材にスエードをあしらい、コルクウェッジをキッドスキンでカバーしたレースアップシューズ。-1940年

 

『Sustainable Thinking』展
期間:開催中~2020年3月8日(日)
会場:Museo Salvatore Ferragamo
住所:Palazzo Spini Feroni  50123 Florence
tel:+39-055-3562846
開)10時~19時30分
休)1/1、5/1、8/15、12/25

texte:NATSUKO KADOKURA

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