豊かな自然の恵みを味わいに、いまこそ豊島へ。 料理は地中海仕込み、路地裏の隠れ家レストラン。

瀬戸内国際芸術祭の舞台であり、新たにカフェや宿泊施設が登場して注目を集める豊島。豊かな自然に囲まれた素朴な魅力と出合って。

アルエイ｜Aruei

左奥から時計回りに、キャベツのポタージュ、ホウレン草と大豆のスープ煮、赤ピーマンのマリネ、白菜と柑橘のオイル煮、平飼い卵のオムレツ、菜花と島レモン塩麴ソースのパスタの「ランチセット」￥1,300

古民家にアンティークの家具や食器が調和して、和モダンな雰囲気を醸し出す。オーナーはファッション業界から転身、スペインとトルコで地中海料理を勉強した後に移住してきたという。豊島で採れた野菜を中心にハーブやエスニックなスパイスを忍ばせて、昼は前菜とパスタ、夜はコース料理を日替わりで提供。コーヒーや自家製ケーキなどカフェメニューも展開する。タイやスズキ、タナゴといった、豊島で収穫された新鮮な魚も登場する。

オーナーの気さくな人柄にも触れて。夜のコース料理は事前予約のみ。ヴァンナチュールも豊富だ。

商店付きの古民家だった場所を改装して、アンティークの家具を配した。

家浦港から近く、路地裏にひっそりと佇む店。猫が描かれた赤い看板が目印だ。

※『フィガロジャポン』2019年7月号より抜粋