パリが恋しいクリエイターに聞く、東京の行きつけは?
Travel 2021.04.25
パリにゆかりのある4人のクリエイタ―にとって、彼の地を感じられる東京のとっておきスポットとは?
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清水奈緒美(スタイリスト)|トレフル
渋谷の一角に立つ小さな花屋。 日常の1本から、店のディスプレイまで受け持つ。店頭に並ぶのは、15種類ほどの季節の花々。「佇まいからパリを感じます。カゴを使ったシックなアレンジメントも大好き」で、プレゼントに利用するそう。
フローラルフォーム(吸水性スポンジ)を使ったアレンジメントは、¥5500から注文可。
清水奈緒美 Naomi Shimizu
ファッション誌の編集を経てスタイリストに転身。モード誌を中心に、CM、アーティストなどのスタイリングを手がける。シックなコーディネートに垣間見えるモードのさじ加減が絶妙。インスタグラム:@smznmi
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カンタ・デロシュ (グラフィックアーティスト)|ケ・ブランリ・トウキョウ
多種多様な文化が混ざり合うパリ。「パリの本館は欧米文化や既成概念を見直すきっかけをくれる」と話すカンタさん。インターメディアテク内のケ・ブランリ・トウキョウも「自由な見方を促してくれ、インスピレーションをくれる」特別な場所。
ここ東京のインターメディアテク(IMT)でもケ・ブランリの展示が観られる。© インターメディアテク 空間・展示デザイン ©UMUT works
カンタさんいわく「IMTは博物館と美術館の要素が融合されているのが魅力」
カンタ・デロシュ Kanta Desroches
グラフィックアーティスト。仏×日本を体現したような表現が特徴。パリと日本を拠点に、ブランドディレクションなどで幅広く活躍。グラフィックデザインスタジオ「LSD Studio 」代表。
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE2・3F インターメディアテク
tel:050-5541-8600
開)11時〜18時(火〜木、日)11時〜20時(金、土)
休)月 ※祝日の場合は営業、翌日休館 無料
www.intermediatheque.jp
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鈴木純子(アタッシェ・ドゥ・プレス)| ジャンル
鈴木さんにとってパリは「シンプルで豊かな時間が過ごせる場所」。 昨年札幌から移転したジャンルも、 パリのエスプリ感じる一軒。フランスを中心に買い付けた1940年代頃までのヴィンテージウェアは、 大人こそ纏いたいアイテムが揃う。
素材と縫製にこだわったオリジナルレーベルやインポートアイテムなどを展開。
ほぼ手刺繍、手縫いで仕立てたアンティークコットンレースブラウス¥39,600
●鈴木純子 Junko Suzuki
アタッシェ・ドゥ・プレス。自然派ワインと出合い、渡仏を重ねる。連載「自然派ワインの造り手を訪ねて。」をmadameFIGARO.jpにて発信中。オンラインワインショップ、ブルブルの店主でもある。https://bulbul.co.jp/
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マリアンヌ(メゾン・マリアンヌ ヘアスタイリスト)| ブンカムラ ル・シネマ
ル・シネマでは世界各国から厳選した作品を紹介。1989年の誕生以来、ヨーロッパ、なかでもフランス作品の審美眼には定評がある。フランス映画鑑賞後は「パリ気分に浸りながらドゥ マゴ パリのテラスでコーヒーを飲む」のが定番。
ザ・ミュージアムでの展覧会の開催を記念し、3/19から特別上映される『パリが愛した写真家ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』
グランドオープニング作品は『カミーユ・クローデル』(1988年)
●マリアンヌ Marianne
メゾン・マリアンヌ ヘアスタイリスト。故郷のパリで美容師として活動後、来日。フランス人女性として初めて日本の美容師免許を所得。自身の美容室、メゾン・マリアンヌを原宿に立ち上げ、多くのファンを持つ。インスタグラム:@MaisonMarianne1111
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
tel:03・3477・9264
休)1/1
開)10時〜 上映作品による
www.bunkamura.co.jp/cinema
*「フィガロジャポン」2021年5月号より抜粋
photos : AKEMI KUROSAKA (STUH)