マンチェスターへの旅 2

ミツコのロンドン・ウィークリー

都市再開発が進んでいて、ガラス張りのコンテンポラリーなビルが多いという現在のマンチェスターをまさに体現しているのが、『ザ・ロウリー・ホテル』(THE LOWRY HOTEL)。マンチェスター1と評される、広々とスペーシャスな空間と明るさが魅力の、とてもファッショナブルな5つ星ホテルです。

新たに開発されたチャペル・ワーフ地区に位置し、ランドマークともなっているトリニティー・ブリッジを目前にした曲線のファサードが美しい! (ホテルのロゴマークもこの橋がモチーフ) この橋を渡ると、すぐに市中心部のショッピング、ビジネス街へと続いていますので、ロケーションは最高です。

橋に面したところが広場のようになっていて、すごく気持ち良さそう。ゆっくりする時間がなくて残念でしたが、宿泊した金曜日は、週末の夜を楽しむ人々でとても賑わっていました。

IMG_2700.JPG広々として気持ちのよいエントランス・ホール。川に面した広場に突き抜けられるようになっています。The Lowry Hotel, 50 Dearmans Place, Chapel Wharf, Manchester M3 5LH tel:+44(0)161-827-4000 www.thelowryhotel.com

IMG_2644.JPG川に面した、曲線が美しい裏側のファサード。手前に見える橋を渡ると、ビジネス、ファッション街へと辿り着きます。

IMG_2628.JPGリバー・サイド・ビューのスーペリア・デラックス・ルーム。スペーシャスで使いやすいです。

IMG_2631.JPGお部屋から外を見渡すと、こんな感じ。左手に見える、引き出しが出たような変わったビルは、前回ちょっと触れた「Civil Justice Centre」(裁判所の集合体)です。

IMG_2639.JPGトイレタリーは、イギリスの自然派スキンケア「REN」。このホテルの気持ちいい感じにピッタリでした。


ホテルと言えば、マンチェスターには素敵なところがもう1軒。『ザ・ミア・ゴルフ・リゾート&スパ』(The Mere Golf Resort and Spa)です。

マンチェスターと書きましたが、実際に位置するのはチェシャー州になり、マンチェスター、リバプール、そしてチェスターの各市から便利なロケーション。マンチェスターからは車で30分と言ったところでしょうか。 界隈ではとにかく、『ミア』と言えば高級スパ&リゾートの代名詞。ここのゴルフ&カントリー・クラブは78年の歴史を誇る有名クラブです。ホテルは今年3月に完全改装がなされ、ビクトリアンのクラシックな建物にコンテンポラリーなインテリアが施されて、使いやすくなっています。

とにかく広大な敷地。宿泊した翌朝は霜が降りたほど、寒かったのですが、陽は眩しいほどに射して、そんな朝に眺めたゴルフ・コースはとってもきれいでした。ゴルフしなくても、のんびりとくつろいでみたいホテルです。

IMG_2839.JPGビクトリアンのレンガにツタのからまる素敵なエントランス。The Mere Golf Resort and Spa, Chester Road, Mere, Knutsford, Cheshire WA16 6LJ tel:+44(0)1565-830155 www.themereresort.co.uk

IMG_2821.JPGクラブ・ルームは約30平米。ベッドに寝ているのは、このホテルのマスコット、ミアキャット(meerkatと発音が同じなので)!

IMG_2827.JPGトイレタリーは、私の大好きな「Aromatherapy Associates」で感激。くつろげます。スパでは、Aromatherapy Associatesのトリートメントも受けられますよ。

IMG_2840.JPG眺めているだけで気持ちがほぐれて来るゴルフ・コース。これを眺めながらのレストランやバーもあります。


さて、ここまで来たら、ご紹介しないわけにはいかないのが、この『ミア』のお隣にある(と言っても、歩いては行けません!)、『タットン・パーク』(Tatton Park)。50エイカーもある広大な庭園と、シカなどが放し飼いにされている1,000エイカーのパークランド、そしてネオ・クラシカル様式の美しい邸宅(マンション)から成る公園です。

エリザベス1世に仕えたトーマス・エジャートン卿が1598年に手にしてから、約400年にわたってエジャートン家が所有し、ビクトリア時代後期に最も繁栄の時を迎えたそうですが、1958年にナショナル・トラストに寄贈され、現在はチェシャー・イースト・カウンシル(チェシャー州東部を管轄する役所)が管理・運営を行っています。

400年もの長きに渡って受け継がれて来たので、それぞれの時代の歴史や特徴が反映されているのも興味深いところ。特に庭園はエドワード時代に存在した通りに完璧に再現されているそうですが、キッチン・ガーデンあり、ジャパニーズ・ガーデンもありで、見応え十分でした。ここのジャパニーズ・ガーデンは本物!ですよ。イギリス人の庭にかける情熱のすごさ=管理の見事さを再認識しました。

IMG_2852.JPG美しく手入れされた50エイカーの広大な庭園内の、アフリカがテーマのエリア。霜が降りた、寒く、晴天の朝だったので、屋根から水蒸気が立っています。

IMG_2860.JPG植物を日本から運び、日本から職人さんを呼んで作ったという見事な日本庭園。ちょっとだけ紅葉が始まっていました。

IMG_2865.JPG18世紀に建てられたネオ・クラシカル様式の邸宅。これは庭園に面した邸宅の横(正面ではありません!)。Tatton Park, Knutsford, Cheshire, WA16 6QN www.tattonpark.org.uk/

IMG_2884.JPG上の写真の邸宅の横には、それはそれはすばらしい庭園の景色が広がっているのですが、逆光が強すぎて撮影できず! 邸宅内の窓から見たら、こんな感じです。花が咲いている季節なら、いっそう、美しかったでしょうね。


ここではそのすべてをご紹介できず残念ですが、18世紀に建てられたネオ・クラシカル様式の邸宅もすばらしい。イギリスの高級マホガニー家具「Gillow」のコレクションではイギリス一。ヴァン・ダイクやプサンをはじめとする絵画コレクションや、ミントンなど陶器も見事です。加えて、キッチンやハウス・キーパーの部屋が再現されているなど、使用人たちの世界も垣間みられるようになっているので、up stairs(上階に住む貴族の所有者)とdown stairs(下の階で働く使用人のこと←イギリスではキッチンは地下にあるので)両方の暮らしを忍ぶことができます。邸宅は、ウエディングにも使用できますよ。


IMG_2868.JPG邸宅内のミュージック&ドローイング・ルーム(音楽を聴いたり、くつろぐための居間)。19世紀に、ルイス・ワイアットのデザインで、2間をアンサンブルのように作られた部屋を、20世紀初頭に壁のシルクを張り替えられるなど改装。

IMG_2875.JPG18世紀初頭に作られたダイニング・ルーム。ロココ調の壁の飾りが、邸宅内の他のネオ・クラシカル・スタイルの部屋とは違っています。食器類は、この邸宅のために作られた特別なミントン。ブルーがセーブルみたいですが、ミントンでした! 

IMG_2882.JPGエジャートン家が所有していた時代は24室あったというベッドルームは、どれも、カーテンなどの布地の色やタイプによって名前が付けられていたそうですが、これは、レモン・ベッドルーム。「Gillows」製の家具はオリジナルです。部屋の隅には、レディーが使ったおトイレもあり(ごめんなさい、写ってません!)


こうした貴族の邸宅&庭を訪ねるのは、イギリスならではの楽しみであり、魅力。ぜひ、足を運んでみてくださいね。

さてさて、週末の旅は、ここから次にチェスターへ。イギリスの長者番付で第4位(イギリス人ではトップ)のウエストミンスター公爵(グロブナー家)のお膝元のユニークな街です。(続く)

英国政府観光庁ウェブサイト http://visitbritain.com/ja/JP/
英国政府観光庁オンラインショップ http://www.visitbritainshop.com/japan/home.html/
マンチェスター観光局 http://www.visitmanchester.com/
チェスター&チェシャー観光局http://www.visitchester.com


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