毎年9月は、London Design Festival。

ミツコのロンドン・ウィークリー

毎年9月は、London Design Festivalの1ヶ月。「100%デザイン」など日本でもよく知られている大展示会をはじめ、ロンドン市内のあちこちでデザイン関係のイベントがたくさん展開されます。

その中の大きなイベントのひとつが、ブリックレーンにある「Old Truman Brewery」で20日から23日まで開催されたデザイン・トレード・ショーの「TENT LONDON」。家具や照明、テキスタイル、アクセサリーなど大小様々な スタンドが200以上も設けられるもので、"これから"という出展が多い事から、バイヤーだけでなくデザイン・ファンや学生たちが詰めかけ、年々、活気を増しています。6年めとなった今年は、「TENT」とは逆に既にイスタブリッシュされた有名どころのブランドが揃った「SUPER BRANDS LONDON」も同じ会場で催され、さらに大勢のファンを集めました。

「TENT LONDON」には、日本から益子焼の展示ブースも。作家物から量販物まで約400点が展示されましたが、木を使ったスタンドのデザインとあいまって、来場者から「ビューティフル!」と大好評。人が絶えることがありませんでした。実は私もお手伝いさせていただいたのですが、お客様の反応をみると、機能的、実用的でありながら、デザイン的にも優れている点が、とても新鮮に映ったようです。私自身、これまで知らなかった益子焼のデザインの多様さに触れ、すっかりファンになってしまいました。

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IMG_2384.JPG益子焼のスタンド。波のようなスタンドのデザインも人気でした。

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IMG_2388.JPG益子焼のスタンドで特に人気だったのが、佐久間藤也さん作のストライプのシリーズと、塚本窯のバイカラーのシリーズ。さまざまな色の組み合わせがありました。

IMG_2368.JPG浜田庄司さんの孫にあたる浜田友緒さんの作品も。


益子町は、昨年の大震災で大きな被害を受け、名物の昇り釜や、熱心な民芸運動家であり益子を代表する陶芸家であった浜田庄司さんの益子参考館などが破壊されましたが、見事に復興に励まれています。益子焼として海外でこうした展示会に出典するのは初めてのことだそうですが、浜田庄司さんがバーナード・リーチと友に活動したのが、イギリス西部コーンウォールのセント・アイブスですから、初の海外進出先がロンドンというのは納得です(ちなみに、この期間中、益子町とセント・アイブスは姉妹都市になったそうです)。リーチのファンや、「広告で知って、益子をぜひ見るために来た」という陶芸ファンがかなりいましたよ。

益子焼は、ロンドンの「コートールド・ギャラリー」と「ビクトリア&アルバート・ミュージアム」のショップでも販売されることになったそうですので、ロンドンにも益子ファンが増えてほしいですね。以外に洋のスタイルにもマッチするデザインが多いです。

それにしても、日本には優れたデザインがたくさんある。そのことを改めて実感しました。また、海外の人も、日本のデザインと製品の質の高さには賞讃を惜しまないことも実感しました。ガンバレ、日本!です。

IMG_2371.JPG TENT LONDONの広い会場には、44カ国から200以上の出展者が。

IMG_2370.JPG今年はイギリスの老舗家具メーカー「アーコール」も出展。

IMG_2399.JPG 台湾のスタンドは大規模。

日本以外にも、「TENNT LONDON」には、アジアの国からの出展が年々増えており、今年も、中国や韓国、台湾がかなり大きなスタンドを設けていました。また、小規模のとてもパーソナルなデザイン・ブースもありますし、多様で、新しく、若さと勢いが感じられる展示が見られるのが「TENT」の良さですね。来年も楽しみです。

IMG_2398.JPG 会場で無料配布された、かなり使えるエコバッグとディレクトリー。ブルーはTENT。黒には「SUPER BRANDS」のロゴが入っていますが、どちらも"2012"のロゴは同じ。

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