ホテルへBon Voyage

この夏行きたい、日本のリゾートホテル&旅館3選。

ホテルへBon Voyage

今月の「ホテルへBon Voyage」は特別編! せきねきょうこがこれまでに滞在した日本のホテル&旅館から、この夏にぜひおすすめしたい3軒をセレクト。日常を離れて心も身体も癒やされる、極上の宿へ。

1. 贅沢な料理と真珠の海が待つ、本格的な高級リゾート。

鳥羽/三重県
鳥羽国際ホテル

01-tobakusaihotel-bonvoyage-180618.jpg2010年にリニューアルされたロビー階の大きなテラス。前は真珠の海“鳥羽湾”。夕暮れ時が最も美しい。

創業1964年、「鳥羽国際ホテル」は2010年に大規模なリニューアルを施し、グローバルな未来のマーケットに向けて新たな道を歩み始めています。ため息の出るほど美しい海を眺めるロケーションは、世界の誰もが憧れるパールの故郷、鳥羽湾の“真珠の海”に面し、もんど岬という名の岬の先端の絶景に建っています。創業以来、世界中の賓客やセレブリティを迎え続けて半世紀以上。いまなお、ホテルは変わることなく、きめ細やかで高品質のサービスは高い評価を得ています。

客室数は全80室。オーシャンビューの快適な客室には、三重県の誇る伝統工芸で重要無形文化財の「伊勢型紙」の文様があしらわれ、モダンな内装にも伝統や格式が感じられます。       

見逃せないのはこの土地ならではの「真珠スパ」でしょう。「真珠に学び、真珠を科学して開発」というミキモト コスメティックスが、オリジナルアイテムで施術を提供しています。その秘密は「真珠とアコヤ貝からのみ抽出される成分、アミノ酸、ミネラル、コラーゲン」だそう。肌が真珠のようにツルツルに潤うと聞けば、思わず足が向いてしまいます。

一方、ホテル最大の魅力は素晴らしい食事にあります。伊勢志摩の豊かな海から揚がる新鮮な魚介類、自家農園からのフレッシュな野菜、多様な地元食材、松坂牛など、実に豊富な食材で創られる芸術的なフランス料理や和食の一皿一皿は、見て楽しみ、食して感激の逸品揃いです。“美味爛漫”、まさに食事時間が待ち遠しいグルメなホテルなのです。

02-tobakusaihotel-bonvoyage-180618.jpg03-tobakusaihotel-bonvoyage-180618.jpg

伊勢海老や黒鮑など、高級魚介類を使った絶品の特性ブイヤベース。

鳥羽国際ホテル
三重県鳥羽市鳥羽1-23-1
0120-108-5934(フリーダイヤル) 
https://tobahotel.co.jp/
客室数:80室 
料金:1泊2食¥22,000〜(2名1室利用1名料金)
施設:レストラン(洋食・和食)、バー、ラウンジ、スパ、海に面したテラス、チャペル
アクセス:名古屋からJR近鉄線で鳥羽駅下車、シャトルバス、またはタクシーで3分。

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2. 北海道の大自然に抱かれる、スタイリッシュな温泉旅館。

倶知安/北海道
坐忘林

04-zaborin-bonvoyage-180618.jpgゆったりとしたレセプションには大きな暖炉が設えられ、火が灯る。建物の奥にあるラウンジにもアーティスティックな暖炉がもうひとつ。

「誰が何と言おうと、坐忘林は温泉旅館ですよ」と、2015年6月6日の開業時、オーナーのひとりから念を押されたのを覚えています。コンクリート打ち放しで無機質に見える宿の外観は、到底旅館には見えません。中に入っても、暖炉が2カ所に設置され、広いレセプションやバー、天井の高いラウンジがあり、この時点でも贅沢な高級リゾートにしか見えないのです。

でも「坐忘林」には、広大な敷地内で掘り当てた天然温泉「坐忘林温泉」があり、贅沢なことに、客室内に内風呂と露天風呂が造られ、両方に天然かけ流し温泉が引かれています。滔々と湧き出る温泉は、大自然を求めて訪れる人の心身をゆったりと癒やしてくれます。

もてなしの極意は形ではなくマインドの問題なのだと、外国人であるオーナーたちは言いたいのでしょう。滞在するうちに、もてなしやマインドが確かにこまやかで日本的であることに気づき始めます。食事は地元産や北海道内の食材にこだわり、新しい形の創作和食「キタカイセキ」を提供。広大な敷地とスペースのある館内に全客室は15室のみ。それぞれに70~86㎡というゆったりと広い贅沢な客室が揃っています。自分の部屋で、好きな時に温泉に浸かり、白樺林の合間に響く鳥の囀りに心癒されながら、本当に幸せな時が流れていきます。

「坐忘林」の魅力は、雄壮な羊蹄山やアンヌプリ山と向き合えるバーにもあります。全長11mもあるカウンターで静かにグラスを傾け、大人の時間を過ごせる一画です。隣接するリビングルームには宿自慢の大がかりな暖炉が灯され、モダンでシンプル、クラシカルで斬新、贅沢な設えの高級旅館でリゾート感に包まれる、旅館のマインドにホテルの快適さが融合した高級感あふれる空間です。

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写真は緑に包まれる客室の天然かけ流し温泉露天風呂。露天風呂は石製、内風呂は檜製の大きなバスタブ。

坐忘林
北海道虻田郡倶知安町花園76-4
tel:0136-23-0003
www.zaborin.com
客室:全15室
料金:1泊2食¥75,000~(2名1室利用1名料金)
施設:食事処、ラウンジ、バー、ライブラリー、マッサージルーム、シガールームほか
アクセス:新千歳空港から車で約2時間。

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3. 喧騒から離れ、空と海と露天風呂に心ゆくまで浸る宿。

南知多町/愛知県
知多半島 海のしょうげつ

06-uminoshougetsu-bonvoyage-180618.jpg高級感溢れるレセプション兼ラウンジは、まるで自宅の居間のように寛げる。前面は大海原、夕暮れ時にはここでゆったりと夕食までカクテルタイム。

愛知県知多半島、伊勢湾を一望する標高70mの高台に、ひっそりと佇む露天付き客室10室の小さな日本旅館「海のしょうげつ」があります。宿のホームページにも掲載されているように、「ただそこにある自然を、ただひたすら視るという贅沢」。確かに、この宿にいると何もしないで海や空を眺め、静かに物思いにふける心境になります。客室にいながらにして癒やされる、いちばんの過ごし方なのでしょう。温泉は、地下1300mから涌く内海温泉「白砂の湯」の源泉を導入し、館内で加熱・濾過され管理されています。

伊勢湾の大海原を目の前にし、刻々と変わる夕暮れ時の空を見ながら、自分の部屋のテラスにある露天風呂に浸かると、思わず「あ~! 極楽、極楽」という決まり文句も飛び出しそうです。客室のある棟は空の棟、風の棟、大地の棟、海の棟に分かれ、メゾネットタイプと平屋のタイプが用意されています。

食事は、新鮮な海の幸や地元産の旬の食材を使った創作和食が提供されます。食事処は、全室個室のダイニングルーム「息吹の棟」。小規模な旅館ながら、ヒーリングスパSalon De MOON、貸し切り岩盤浴施設も併設されています。帰路につくときに、後ろ髪の引かれる思いがするのは、リピーターが多い理由のひとつでしょうか。大人が集う極上の宿として、ずっと隠れ家であってほしい気もしています。

07-uminoshougetsu-bonvoyage-180618.jpg客室もすべてオーシャンビュー、広い客室のベランダに露天風呂が作られている。

知多半島 海のしょうげつ
愛知県知多郡南知多町内海前山80
tel:0569-62-3960
www.shougetsu.jp/sea/
客室:10室
料金:1泊2食¥37,800~(2名1室利用1名料金)
施設:食事処、貸し切り風呂、エステティックサロン、岩盤浴室ほか
アクセス:名古屋駅下車、名鉄知多新線に乗換え内海駅下車(53分)、内海駅からは送迎車で。

※無断転載禁止

せきねきょうこ Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。 世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。 スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。 ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com

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