【ニューヨーク】「SATC」原作者の新刊が話題沸騰!

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「セックス・アンド・ザ・シティ」の原作者キャンディス・ブシュネルが、新著『Is there still sex in the city?』を出版してニューヨークで話題となっている。60歳になったブシュネルが描くのは、50代で離婚してシングルになった自身と、周囲の友人たちの実体験に基づいたストーリー。

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「まだセックスは街にあるのか?」と問いかけるタイトルがセンセーショナル。

キティ、サッシー、クイーニー、ティルダ・ティニ、マリリンというキャラクターが登場し、マンハッタンと「ザ・ヴィレッジ」(ハンプトンを意味する)で二拠点生活を送りながら、中年の恋愛ライフをエンジョイしている。年上の女性が好きな20代の若い男子との恋、高価な化粧品を衝動買いしたエピソード、「モナ・リザ・トリートメント」と呼ばれる膣に活気を戻す手術を婦人科医に勧められたこと、デーティングアプリ「Tinder」を使ってデートしてみたこと、女友達とのケンカ、結婚、離婚。まるで「セックス・アンド・ザ・シティ」のエピソードかのようにコミカルに描かれている。だが、「これから何もいいことなんて起こらない」、「シングルで子どももいなかったら、何が起こるか予期できない」など、随所にブシュネルが吐露する孤独な心情も現れる。

彼女の正直な気持ちは、ジェネレーションX(アメリカにおいて1960年代から70年代生まれの世代を意味する)には痛烈に響くもの。家族や友人との死別を経験し、歳を重ねることに不安を抱えながら、いくつになっても恋愛を楽しもうとする姿勢には共感してしまう。

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ニューヨークの書店では、常に話題の棚に。

同作は「Paramount Television」がテレビドラマにする権利を獲得し、ドラマ化が進んでいるという。ドラマ「セックス・アンド・シティ」がケーブルテレビ局HBOで放映されてから、昨年で20周年。全世界に影響を与え、社会現象になったこの人気ドラマは、いまでもニューヨークで話題に上がる。しっかりものでフェミニスト、キャリア重視で、シングルマザーになることも厭わない……もし現代に蘇ったら、主人公はキャリーではなくミランダではないかなど、そんな話も聞こえてくる。確かに「強い女性像」に当てはまるミランダのほうが、現代社会には受けるのかもしれない。

ニューヨークのミレニアル世代はモノを買わない。「所有」するよりも「シェア」することを好み、車は買わずにUber、家具や服も買わず、サブスクリプションやレンタルサービスを利用すると言われている。そんな彼らは、アッパーイーストサイドよりもブルックリンが好きだ。無駄のないエコライフを謳歌し、衝動買いなんてもってのほか。貯金がないのに靴を買い続けるキャリーは、ミレニアル世代の心には響かないようだ。そんな若者たちは、『Is there still sex in the city?』をどう見るのか? ドラマ化が、いまから楽しみだ。

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発売中Blu-ray『セックス・アンド・ザ・シティ〔ザ・ムービー〕』¥2,200 発売元:ギャガ/フジテレビジョン

Sex and the City © 2008 IFP Westcoast Erste GmbH & Co. KG.™ New Line Productions, Inc.  Package Design&Supplementary Material Compilation © 2014 New Line Productions, Inc. All rights reserved.

réalisation:AZUMI HASEGAWA

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