【ロンドン】マーガレット・ハウエル50周年記念イベント。

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今年、50周年を迎えたマーガレット・ハウエル。記念イベント『MH50 / 50 Years of Design(MH50 / 50イヤーズ・オブ・デザイン)』 が現在、ロンドンの旗艦店で開催中だ。

200226-EG7A3161.jpg展示の最初を飾るのは、ブランドの代名詞ともいえる白シャツ。マーガレットのシャツと同様に時代を超越する美しいデザインとして名高い、アーコール社のダイニングチェアも並べられている。

ブランドのシグネチャーともいえる白シャツ、ツイードジャケット、ダッフルコート、トレンチコートなどを中心に、マーガレット直筆のデザイン画や歴代キャンペーンビジュアルなど、貴重な資料の数々を展示。マーガレット自身が撮影した写真や10代の頃に市販の型紙を使って手作りしたという服など、パーソナルな思い出の品も並び、彼女の軌跡を多角的に鑑賞できる興味深い内容となっている。

200226-EG7A3221.jpgざらりとした質感のスコットランド産ハリスツイードは、マーガレットが愛する素材のひとつで、何度もコレクションに登場している。マネキンの背後に飾られた緑の丘の風景写真との組み合わせも秀逸。

ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジのファインアート科を卒業した直後の1970年、バザーでたまたま見つけた精細な縫い目のピンストライプシャツと出合ったことが、彼女が服を作ってみようと思ったきっかけだったという。

以降、「素材の良質さ」や「クオリティの高さ」をデザイン哲学に据えて、オーセンティックな服作りを続けてきたことはご存知の通りだ。いっぽうで、70年代から現在に至るまで時代のエッセンスを敏感に感じ取り、ブランドのDNAを損なうことなく巧みにデザインに織り込んできた。その手腕を目の当たりにすると、彼女がいかに優れた作り手なのかを強く感じさせられる。

200226-EG7A3231.jpgショーケースの中には、ブランドの歴史を感じさせる品々が。ウォーカーズマークと呼ばれるウォーキングをするふたりを描いた旧ロゴも並ぶ。人の動きとともに服が美しく揺れる様子を描いたスケッチも印象的だ。

この節目を記念して、映像作家エミリー・リチャードソンとのコラボレーションでショートフィルムを製作したマーガレット。彼女のインスピレーション源とブランドの本質を解き明かすこの作品も、イベント内で鑑賞できる。

ロンドン・ファッションウィーク中に開催された2020/2021年秋冬コレクションのショーでは、白シャツやツイードジャケット、ダッフルコートをシンプルに纏ったモデルたちが幕開けを飾った。ショーで声高に50周年を唱えることはなくとも、今後も変わらずに独自の理念を貫き通していくという新たな決心が彼女らしい方法で語られたように感じられた。

ロンドンでの展示は3月15日までだが、5月16日から31日まで、東京・代官山の「DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY」でも開催される予定だ。

200226-EG7A3306.jpgショーウィンドウのディスプレイも、このイベントに合わせて。ファッション写真とともにシャツ工場の様子を伝える写真が並んでいる。

『MH50 / 50 Years of Design(MH50 / 50イヤーズ・オブ・デザイン)』 
MARGARET HOWELL
34 Wigmore Street, London W1U 2RS
tel:+44-(0)20-7009-9009
開)10時〜18時(月~水、金~土) 10時~19時(木) 12時~17時(日)
無休
入場無料
www.margarethowell.co.uk
www.margarethowell.co.uk/mh50-film

réalisation:MIYUKI SAKAMOTO

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