パリ街歩き、おいしい寄り道。

パリからの旅・リスボン滞在記。#1

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夏の東ロンドンに続き、番外編「パリからの旅」です。
先週、リスボンに行ってきました。初のポルトガル。
2005年に出たフィガロのポルトガル特集を、
3冊も持っているくらい行きたい気持ちがあった場所。
なんとなく、自分の、いま求めるものがある気がして、
今回訪れることにしました。
教会の多いあの街で、クリスマス前の準備で練習中の
パイプオルガンの音色を聴けたらいいなぁと期待して。

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DAY 1
朝8時にパリを発ち、リスボンには9時25分到着。
ホテルにチェックインをして、さっそく街歩きへ。
旅行前に、リスボンへ旅したことのある友人たちに
おすすめレストランを聞いたみたら、なんと28軒も
送られてきて。その場所だけは地図に控えていました。
まずはホテル近くにあるらしいレストランを見つつ、
フードコートにもなっている市場に向かおう、と
歩き始めたら……街並みが可愛すぎて、なかなか前に
進むことができず(笑)。カラフルな外壁と、
そこかしこに貼られたタイルに目を奪われて、
写真を撮りまくり。歩道までもが石畳で、坂ばかり
なのにも驚いたけど、こんなに可愛い街だったとは!
興奮冷めやらぬまま市場に着くと、それはまさに
フードコート。そこに辿り着くまでのレトロ可愛い
リスボンとのギャップにちょっと気分が違うなぁと、
1周して外へ出ました。1ブロック歩いて曲がると、
道の正面に見える建物が水色で、うきうきして、
この気分のままごはんを食べたいなぁと次のお店へ。


急な坂を登ったところに、ロンドン在住の写真家,
由紀ちゃんが教えてくれたTaberna da rua das Flores
(rua das Flores, 103)はありました。
満席で、外で待つこと20分。黒板メニューの中から、
野菜のスープに、お魚のグリルとリゾットを注文。
素朴で、体にじんわり沁みていくおいしさでした。
通された席の横では、8人の男性がそれは楽しそうに
食事をしていたのですが、「うるさくてごめんね」と
帰り際に3人が、代わるがわる言いに来てびっくり。
どうもリスボンの人たちは、パリとは違うらしい……
心もほくほくになって、街歩きを再開。
サン・ロケ教会のキオスクでは、カフェを片手に
談笑するおじさんたちがいて、こちらまで思わず
笑ってしまう声に嬉しくなりながら通り過ぎました。
日も暮れてきてホテルに戻ろうと坂を下った通りに
アンティーク屋さんが並んでいて、古書を扱うお店の
ショーウィンドーも魅力的でした。
帰りにもう一度フードコートによって、これまた
由紀ちゃんに食べてみて!と言われていた
Manteigariaのエッグタルトを食べて、この日は終了。

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2日目に続きます……

川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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