山本耀司さんのふたつの展覧会。
こんにちは。
先日、デザイナー山本耀司さんと、若きアーティスト朝倉優佳さんによる展覧会『画と機』内覧会に行き、衝撃を受けて帰ってきた編集YKです。
会場に着いたらこんなにもたくさんの人で溢れかえっていたことと、
会場中に展示されている作品たちがあまりにもすごいパワーを発していたことから、これはゆっくりと観る時間を取れるときに出直そうと思いました。
いまやまったく説明が必要ないくらい世界的に有名な方であるにもかかわらず、冒頭のご挨拶での山本氏の言葉はとても謙虚で簡潔で、ちょっとやんちゃで、すごくかっこよかったです。
EXITのサインにも、よく見ると山本氏が! そんな遊び心も随所に。
それで、再び足を運ぶ前に、ヴィム・ヴェンダース監督が山本氏を東京とパリで撮影した『都市とモードのビデオノート』(1989年)を観ました。展覧会には山本氏のお父さまの肖像画があり、この作品だけは会期中に場所を移動しながら展示されるそうですが、そのお父さまについて、この映像作品の中でも少しだけ触れられていました。そして“未来には興味がない。信用していない”といった内容の発言が心に残りました。その山本氏が、未来に生きる20代の若手アーティストとコレクションでコラボレートし、そしてこのような大きな展覧会で自身も絵画制作に取り組んでいるということに感銘を受けました。次に展覧会を訪れたら、作品からほとばしるパワーを全身で浴びてきたいという思いがますます強くなりました。
流木や針金でつくられたマネキンは、かっこよくもどこかユーモラスなのが印象的です。
山本氏が手がけた窓ガラスのペイント。
そして現在、代官山のヒルサイドフォーラムでは写真展『YOHJI YAMAMOTO / モード写真』も開催中! デヴィッド・シムズやピーター・リンドバーグ、田原桂一、山本豊、レスリー・キーらによるオリジナルプリントやポスター、ヴィジュアルブックなどを展示。伝説として語り継がれている1999年のウエディングコレクションも。こちらも刺激がいっぱいの空間で、必見です!
『画と機』
期間:開催中〜2017年3月12日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2
開)11:00~19:00(金、土は〜20:00)
休)月、12/26〜2017/1/3、2/12
入場料金:一般¥1,200
●問い合わせ先:
Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
www.operacity.jp/ag
『YOHJI YAMAMOTO / モード写真』
期間:開催中〜2017年1月15日(日)
会場:ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
開)12:00~20:00
休)12/29〜2017/1/4
入場料金:一般¥1,000
●問い合わせ先:
info@fapa.jp
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