
サングラスには、秋のモードを先取りしよう。
毎日とにかく暑い。
日差しも尋常じゃなく強い。
かっこつけているように思われるんじゃないか心配で気がひけるんだよね……、なんて言っている場合ではなく、サングラスでもかけねば耐えられない。
サングラスといえば、3月のパリコレのランウェイでは、秋冬にもかかわらずサングラスが目についた。紫外線カットのため、といった機能性目的というよりは、いちアクセサリーとして用いられている。どうせかけるなら、このムードを先取りしてスタイリングしようと思い立った。
秋冬のサングラス使いの筆頭はセリーヌだ。70年代のパリを闊歩していたブルジョワたちを思わせるクラシックな装いにダブルブリッジのアビエイターサングラスを合わせていた。
レディライクなきちんとした装いが秋冬の一大トレンドとなっているが、ともすれば野暮ったくなってしまう恐れがあるスタイルである。それをセリーヌでは、男前なサングラスがエッジーに方向転換してくれているのだ。この技はぜひ参考にしたい。
現代のパリジャンたちの日常を表現したバレンシアガにはさまざまなスタイルが見られたが、シャツにジーンズというカジュアルな人も登場した。そんな彼女がかけていたのはレンズ大きめのサングラス。
この戦法で、何気ないラフなスタイルがぐっと引き締まって見える。モード指数も格段に上がっているのではないだろうか。
最後はストリートスタイルから。スタイリスト、ロッタ・ヴォルコヴァさんのサングラス使いにも注目だ。
彼女はここのところロマンティックな装いにはまっている様子で、ヘアバンドやふりふりのミニドレスなんかをよく身に着けている。そして、そこにごついサングラスをがつんと合わせているのである。
彼女は30代半ば。少女性が漂うアイテムを身につけるにはなかなか難しいお年頃だが、このサングラスがすべて帳消しにしているような気もする。いつまでたってもロマンティック志向がやめられない人はこのバランスを見習うべきかも。
さて、ではこれらをふまえて私はどうするか。
手持ちのものをあさったら、新調せずともこの感じでいけそうな気がする。
ダブルブリッジで薄いグリーンのレンズのMYKITA + MAISON MARGIELAは、アビエイター的な存在としてシャツルックなんかの時に。コム デ ギャルソン・オム プリュスとカトラー アンド グロスのコラボものはメンズということもあり大きめサイズ。カジュアルなTシャツや、フェミニンなスタイルに合わせてはいかがか。
早速がんがんかけるのはもちろんだが、モードバカとしては、日差しが弱まって秋めいてきて、今サングラス必要な気候ですか? と訝しがられても、このトレンドアイテムをずっとかけ続ける所存です。
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