夜桜の見おさめ、とケーキ
じっとりと暑さを感じる季節になりました。
今朝は、サクッとランニングのつもりが、それなりに汗をかく暑さでびっくり。
季節の変わり目ですね。
情景が変わると同時に、心身も変わってきます。
こうやって、人は自然界と対話をするのだなと思います。
今回のケーキは、外国人の新婚カップルさんへ。
夜桜をイメージしてお作りしました。
夜桜は、日中の桜と全く表情が違って艶やかです。月の光を頼りに、かすかに光る花びらの可憐な様子が儚いですよね。
「明けない夜はない」
この言葉は私も大好きですが、まさに、この言葉のパワーを与えてくれるような夜桜です。
土台の夜の色は、食材の中でも「竹炭パウダー」を用います。黒という色は、食材で表現するのはとても難しく、ブルーやパープルを同時に入れ合わせながら作るものです。それなのに、炭の色は、それ単体で黒を表現してくれます。それだけ、炭のブラックは魅力的。昔から、おばあちゃんの知恵で炊飯に炭を入れたり、水に炭を入れたり、日常でもさまざまに活用されています。製菓材料店に行けば、竹炭パウダーが手に入る。炭という素材にも、注目していただけたら。
これから、初夏がやってきますね。
次の季節も心から楽しみましょう!
ボナペティ!
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