Felisi スタイリストが選ぶ、マリンルックに合うフェリージ。
Fashion 2017.06.30
オン&オフで使えるブラックのショルダー
「私は身長とのバランスを考えて、バッグはショルダーにして使うことが多いですね。両手も空くので、仕事にもぴったりのデザインです」コーティングツイル×バケッタレザーのハンドバッグ(H28×W22×D22㎝)¥57,240/フェリージ(フェリージ 青山)
もうひとつ、田中さんが選んだのが巾着型のショルダーバッグ。色はシックなブラックをピックアップしてくれた。「まさに私が考える、仕事でもプライベートでも使えるバッグだと思いました。ウォータープルーフ機能のあるコーティングツイルのボティに、バケッタレザーがストラップやパイピングなどに施されていて、カジュアル感が抑えめなので、シーズン問わず、使えるのもうれしいですね」。さらに、田中さんが着目したのがショルダーストラップの長さが調整できて、ハンドバッグにもショルダーバッグにもなるところ。「その日のコーディネートの雰囲気に合わせて、斜めがけにして使ったり、ワンハンドルバッグとして使ったり、アレンジができるのも魅力です。私の場合、仕事のリサーチで外をまわることも多いので、ショルダーになって両手が空くのは、すごく助かるんです」。このバッグには、ストライプを軸にしたモードなマリンスタイルを合わせてくれた彼女。白地にネイビーのストライプが映えるワンピースに、ネイビーのパンツをミックス。足元には、少しボリュームのある靴を合わせた。ベルトの赤を差し色に、バッグはブラックでシックな印象に。このフェリージの軽くて、2WAY、そしてスタンダードなブラックのバッグは、まさに彼女のスタイルにぴったりのバッグといえそうだ。
縦のストライプで、ロング&リーンなシルエットを描き出すモードなマリンスタイル。ショルダーバッグはブラックでシックに。コーティングツイル×バケッタレザーのハンドバッグ(H28×W22×D22㎝)¥57,240/フェリージ(フェリージ 青山)
彼女の場合、毎日のコーディネートはボトム選びから始まる。まずボトムを決めて、そのあと、それに合わせるシンプルなトップ、さらにその時お気に入りの靴、それからバッグという流れになるのだとか。「だからこそ、バッグはどんなスタイルにもマッチするベーシックなものがいいんです」
着替えや化粧品などを詰めて、旅行にも行けるシンプルなトートバッグも田中さんのお気に入り。「フェリージらしいナイロンのポーチも旅には欠かせないアイテムです」シュリンクのバケッタレザートートバッグ(H31×W40×D15㎝)¥82,080、ナイロン×レザーのポーチ(H12×W28×D15㎝)¥37,800/ともにフェリージ(フェリージ 青山) ボーダーカットソー、スプレー/ともにスタイリスト私物
ベーシックを好む彼女がもうひとつピックアップしたのはシンプルなトートバッグだ。「無駄を省いたシンプルなデザインが、とてもフェリージらしいと思います。機能性とシンプリシティが融合したバッグですね。撮影で1泊の出張に行くこともありますが、荷物もしっかり入るので活躍しそう」。トレンドをうまく取り入れながらも、バッグはベーシックなものを。そんな彼女のマインドを投影した、大人のマリンスタイルにシンプルなフェリージのバッグはやっぱりよく似合う。

TANAKA MASAMI / 田中雅美
ファッション誌を中心に、広告やカタログ、女優、タレントのスタイリングで活躍。トラッドやマスキュランなスタイリングの中に、フェミニンさが垣間見える、モードな女性ならではのハンサムなスタイルを得意とする。
tel: 03-3498-6912 www.felisi.net
photos : TISCH(UM), texte : TOMOKO KAWAKAMI