【東京案内2019】洗練のファッションが集う、ニュースなアドレス。
Fashion 2019.05.21
建築や内装を含めてブランドの世界観を味わえる旗艦店が、続々と誕生。オンラインでは出合えない“体験”を求めて、いざショッピングクルーズ!
新生セリーヌの様式美に触れる。
セリーヌ表参道 - 表参道 -
アートワークが輝く。photo:courtesy of CELINE
アーティスティック、クリエイティブ、イメージディレクターのエディ・スリマンによるデザインによりリニューアル。店内は天然素材のよさを生かしたモダニズムで徹底されている。床に敷かれたルーマニア産の溶岩をはじめ、天然石の美しさにコンクリートや真鍮、ゴールドのインテリアが空間を引き立てる。また、エレーヌ・キャメロン・ウィアーによるアートワーク「“Snake X”2019」がらせん階段前に展示されている。
ゴールドのクロージャーが目を惹く、エディによる初コレクション。バッグ「トリオンフシャイニーカーフスキン ミディアム」(H16.5×W22×D7㎝)¥464,400
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グラフィカルなアジア最大の旗艦店。
ボッテガ・ヴェネタ 銀座フラッグシップ - 銀座 -
江戸時代後期に建築で用いられた鉄平石を使用した内装。
新クリエイティブディレクターに就任したダニエル・リー監修によるショップは、光の美しさと、日本とイタリア文化の融合を感じられる内装。手塗りの漆喰や幾何学的な立体感のある窓、ウッディなフィッティングルームは温かみのあるラグジュアリーな空間。レモンやアゼリアなど、南イタリアを象徴する樹木による植栽が寛ぎのショッピング体験へと誘う。
イントレチャートを使った新アイコンバッグ「マキシカバ」(H66×W42×D16センチ)¥1,080,000
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明るく開放的に生まれ変わったタワー。
アルマーニ / 銀座タワー - 銀座 -
シルクの壁紙と大理石による美しい色彩。
1年のリニューアル工事を終えてオープンしたアルマーニ / 銀座タワー。外光をふんだんに取り入れ、8つの大理石を使い、自然界の美しさをたたえた内装へと生まれ変わった。フロア構成も変わり、コンコース直結の地下1階にアルマーニ / カーザ、4階に多目的ラウンジのアルマーニ / サローネが作られた。1階には人気の高いジョルジオ アルマーニ ビューティのフルコレクションも並ぶ。
店内には、80以上のリニューアル限定アイテムが揃う。レディスウエアのコレクションも豊富。ジャケット¥486,000
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青山のみの内装ディテールも必見。
グッチ 青山 - 表参道 -
グッチ デコールと春夏コレクションをディスプレイした空間。トルソーのファブリックもグッチ仕様。
華やかで、ちょっと毒の利いたアレッサンドロ・ミケーレの世界観で満たされたグッチ 青山。世界で統一されたデザインコンセプトに加え、その国ごとの特徴を生かした内装として、階段に漆塗りを思わせるディテールが盛り込まれるなど、グッチならではのインテリアは圧巻。イニシャルを入れられるDIYと呼ばれるプログラムやインテリアのグッチ デコールも取り扱われ、フルラインナップと出合える。
チェア¥912,600、コーヒーテーブル¥178,200
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ミニマルで温かみある新旗艦店。
ジルサンダー ブティック 表参道店 - 表参道 -
階段横にある常緑樹のバンヤンツリー。©NAKASA&PARTNERS
ルーシー&ルーク・メイヤーと、英の建築家ジョン・ポーソンがタッグを組んだ初のショップ。石床やチェリーウッドの壁面、バンヤンツリーと自然の美しさが引き立つ。円形のインテリアや角のないラックなど、丸みを帯びた
什器は安らぎを感じさせる。メイヤー自ら探したヴィンテージのオープンリールが鎮座する、地下のメンズフロアにも足を運んでほしい。
マーケットバッグに着想を得たネットバッグ。ビーズが縫い込まれ繊細な美しさ。(H28×W21×D3センチ)¥95,040
東京都渋谷区神宮前5-7-4
tel:03-5778-0601
営)11時~20時
不定休
http://store.jilsander.com
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注目デザイナーの世界初となるショップ。
プラン シー - 表参道 -
暖かみのある色味とさまざまな素材の組み合わせが、カロリーナの世界観とマッチ。
カロリーナ・カスティリオーニが立ち上げたプラン C、世界初の店舗が東京に誕生した。ミラノのショールームを再現した内装は、彼女の友人ドゥッチョ・マリア・ガンビによるアートピースが置かれたギャラリーのような空間。巧みな色使いの壁や、パンチングスチールにコンクリートなど異素材が見事に調和した床もユニーク。ミッドセンチュリーの什器も合わさり、気負いのないモダンなショップだ。
前たてにフリルがあしらわれたパリっとした質感のコットンシャツ¥84,240
※『フィガロジャポン』6月号より抜粋
photos : MASATO KAWAMURA, réalisation : AYA SASAKI