浜松「うなぎ 藤田」白金台店/白金台/和食 浜松発。ピュアなウナギの味とタレにぞっこん。

新緑爽やかなイチョウ並木が続く白金台プラチナ通りに、2016年3月オープンした「うなぎ 藤田」。自然光が射し込む明るい店内は、和モダンのおしゃれな空間ながら、ウナギは正統派。それも、明治25年から続く浜松の老舗の支店と聞けば納得がいく。創業者がウナギの行商から身を起こし、店を始めたのは昭和39年のこと。20年ほど前までは養鰻業も営んでいただけに目利きはもとより、臭みを取ってウナギの身を引き締めるため、約1週間エサを与えずに井戸水に泳がせる「活かし込み」を行うなど、下処理にも抜かりはない。つぎ足し続けて約50年、守り続けてきた秘伝のタレはキリッと男前な甘さ。ウナギの香ばしさをよりいっそうひきたてる。

160620_gourmande_01.jpg

創業以来、守り続けてきた秘伝のタレ。新しいタレを加えたら一晩寝かし、味をなじませるのもうまさの秘訣。


160620_gourmande_02.jpg

「う巻」¥ 1,296。出汁巻き卵で蒲焼きを包む。


160620_gourmande_03.jpg

「うな重(山)」¥4,104。大きめのウナギ(約120g)が1匹分入る。関東風に仕上げた蒲焼きは、照りも美しく、身もふっくら。


160620_gourmande_04.jpg

焼き場が見えるカウンター席。ひとりでも訪れやすい。

 

gourmande memo
ウナギ料理はもちろん、天ぷらなどの一品料理も。コースにしてゆっくり楽しめるのもポイント高し。静岡の銘酒「開運」が¥918と酒の値付けも良心的だ。

浜松「うなぎ 藤田」白金台店

東京都港区白金台4-19-21 白金IGAXビル3F
TEL:03-6432-5636
営)11時30分~14時L.O.、17時~21時L.O.
休)月
予算:昼¥3,000~、夜¥7,000~
座席数:カウンター6席、テーブル34席、8人用個室1室
www.unagifujita.com

*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋

texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
airB
言葉の宝石箱
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories