パリの子ども事情

パリのバレエ事情(19)

 

ベルギーの国際コンクールへは300キロの距離だったので車で出発!高速道路の上で国境を越えました。炭坑町のシャルルロア、あまりに堂々と煙を町中に吐き出しているのにびっくり。その隣町のテアトルが会場です。2年ぶり。

土曜日は予選、日曜日は決勝というスケジュール。メイはトップ通過、ミアも予選通過。

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決勝では衣装を着て踊ります。最終調節を先生とマンツーマンで。普段は30人の生徒のレッスン。レッスン中は声をかけてもらうのも数回あるかないか。コンクールはこういう指導が受けれるのがすばらしいと思う。

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結果は、ミアは2位。

このコンクールは1位が4種類ありました。採点は予選と決勝で各20点満点の合計で順位が決まります。

1er prix /1位 (16点以上)

1er Prix a l’unanimite  満場一致で1位(17.5点以上)

1er Prix avec les felicitations du jury  審査員賞の1位(18点以上)

1er Prix avec les plus vives felicitations du jury 審査員を驚かせる出来の1位(18.5点以上)

メイは決勝が20点だったので1位の最高<1er Prix avec les plus vives felicitations du jury>を受賞。

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すべてが終わり夜暗い中、高速でパリへ向かいます。

帰り道、カテゴリーが上になるにつれて賞を取るのがとても難しくなる。採点も厳しいし、自然淘汰されていくので上手な子しか出場していない激戦区が15歳ぐらいから。同じスクールのおねえさんたちも、賞をいただいた子とそうでない子がいた。

「◎◎ちゃん、賞とれなかったけど元気だったね」と、私が言うとメイとミアは二人そろって「あたりまえじゃん! 賞を取るだけがコンクールじゃないし」「賞もらったらうれしいけど、それだけ」とメイ「舞台の上で思いっきり踊って楽しむことが大事なの」と、みあ。日本語だったので、うまく説明できなかったようだけど、なんだか伝わってきた。「みんなそう思ってると思うよ」と二人そろって強くうなずく。

そうか! だからこのスクールの子は予選に落ちても、賞が取れなくても泣く子はほとんどいないのか!。やり遂げた、今度はここを改善しよう、手がちょっとこうだった、など、終わってからも先生の指導は続く。

子ども達が通っているスクールは積極的に子ども達をコンクールに送り出す。コンクールの練習はレッスン料を取らない方針。それは先生の愛? コンクールになぜ子ども達を出場させるのか? はっきりと先生にお聞きした訳ではないけれど、そんなところにも鍵がありそう。

いろいろなところにその答えが隠れている気がする、とこのごろ思う。4年目にしてやっと。

今回は《賞を取ること》について答えが出た。

子ども達はもっともっと先を見つめて、それが大切だとわかっている。

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松永麻衣子  パリ在住 編集者 子ども3人猫2匹のママ 小さなwebマガジンchocolatmagをパリより発信 OPENERS<パリところどころ> MilK japon WEB<パリの12ヶ月> Ballet Navi / Ballenta <海外バレエレポート>

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