Parisienne file.vol.9 セリナ・ベリー / ファッションデザイナー
パリジェンヌのバッグの中は、究極のシンプル!
パリジェンヌファイル
パリジェンヌのバッグの中身。
「バッグの中にはなにが入っていますか?」
ちょっとミーハーなこんな質問。だけど、やっぱり気になる素敵な人の持ちもの。イマドキのおしゃれパリジェンヌは、いったいどんなモノを持ってお出掛けするのかしら?今回はファッションデザイナーのセリナに紹介してもらいました。
「必要最低限のものしか持ち歩かないから、バッグの中はいつもだいたいスッキリしています」整頓上手なセリナは、インテリア同様、バッグの中身もきちんと収納している様子。愛用しているバッグは、フォスティーヌ・パリやアメリー・ピシャールなど、パリジェンヌが手掛けるフレンチメイドのブランドがお気に入り。ウィークエンドやバカンス先では、巾着タイプや大きめのパニエでハズしムードのスタイリングを楽しむそうです。
フレンチメイドの・バッグに入れる厳選アイテム。
【フォスティーヌ・パリの黒のバッグ】ボックス型のシンプルなデザインに惹かれて一年前に購入した、フォスティーヌ・パリの「シャルロット」モデル。打ち合わせなど仕事の時には、親友からプレゼントされたキュートなネコのメイクポーチや、今はもう無くなってしまったオートクチュールブランド、Mr.Jean Yveのリボンのバレッタなど、乙女なアイテムを忍ばせています。
【アメリー・ピシャールのグレーのバッグ】インパクトあるクロコダイルの装飾が気に入って、ネットショッピングしたアメリー・ピシャールのバッグは、ディナーやパーティなどで大活躍。数年前に買って以来、しばらくおやすみさせていたルイ・ヴィトンのお財布を最近復活させて、シックな大人の雰囲気に。マーク・ジェイコブスのリップ型ペンといっしょに。
【パニエ】1960年代を代表するフレンチ・ミューズ、ブリジット・バルドーのヘルシーでコケティッシュなスタイルに憧れて、今年はパニエの気分! ヴィクトリア・シークレットのフラミンゴ柄のブラトップに、イスラエルのテルアビブ発の水着ブランド、ジル・スイムウエアのショーツでスタイリング。水着はあえて上下バラバラのものを着用するのが、セリナのこだわり。NYのヴィンテージショップで見つけたハートのサングラスでキュートなバカンススタイルが完成。
【巾着型のバッグ】ブルーのスケルトンが涼しげな巾着型のバッグは、フォスティーヌ・パリ。週末に女ともだちとランチに行く時によく活用しているもの。テラスランチが増えるこの季節に欠かせないサングラスは、70年代ヴィンテージのレイバン。ディオールの口紅は、フーシャピンクを愛用。「わたしの肌の色にはフーシャピンクが馴染むから、真っ赤な口紅は持っていないわ。学生の時からずっとこれ一本よ」
美しい景観のシャンティイ城で有名なピカルディ地方で生まれる。ファッションスクールMODARTで服飾デザインを学び、フランスの大手ランジェリーブランド、エタムグループのUNDIZでランジェリーデザイナーとして活躍。2016年に自身のファッションブランドPaul Giseleを立ち上げた。 www.paulgisele.com
photos:AYUMI SHINO, réalisation:HIROKO SUZUKI