乾燥から身を守る、カニとホウレン草のクラフティ。
今年は10月になっても暑い日が続きましたが、急にひんやりとしてきましたね。そうなるとオーブン料理を食べたくなるのは私だけではないはず。
今回はふんわりと軽いチーズスフレのようなグラタン、「ホウレン草、カニ缶、クリームチーズのヨーグルトクラフティ」をご紹介します。
小さめのココットで仕上げる前菜サイズ。焼き上がったタイミングでまずはアペロ! もよいものです。
使うのはホウレン草、カニ、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、卵とすべて潤い食材で、今回も乾燥から身体を守るレシピです。
のどや鼻の粘膜、お肌に関しては、乾きに気がつきやすいと思いますが、腸内はいかがですか?? 寒くなってきて気の巡りが悪くなり、そのせいでお通じが滞る人がいます。それだけではなく腸内が乾いて便秘になることもあるのです。
このレシピの中の食材では、ホウレン草に通便作用があり、乳製品に腸の滑りを良くする作用があるとされています。
もちろん便秘だけでなく空咳などにも効果的。秋から冬にかけて、しっかりと全身を潤していきましょう。
生地はダマにならないよう少しずつ混ぜていくことさえ忘れなければ簡単ですし、冷凍ホウレン草を使えば具材を用意するのも簡単です。生でも冷凍でも、ホウレン草はとにかくしっかりと水分を絞っていただきたいのですが、その火入れに関してはお鍋にお湯を沸かして塩ゆでするもよし、カットしたものを耐熱容器に入れて塩少々をまぶし、ラップをかけてレンチンするもよし。電子レンジで加熱する場合は600wで1分ほどですが、くれぐれも冷めてから水分をしぼってくださいね。ヤケドに注意です。
焼き上がりのチェックは串を刺して何もついてこなければOKですが、火が通っても固まらないクリームチズ部分では確認できないので、違うところで刺してください。
写真では見えづらいですが、しっかりとカニの風味も感じられます。同じ潤い食材の生ハムで試作したものも、それなりにおいしかったのですが、ここはあえてのカニ缶! が際立ったおいしさでした。ぜひ黒コショウをバリバリと挽いて召し上がってください。
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カニ缶とホウレン草のヨーグルトクラフティ
【材料】直径10cmのココット 2個分
カニ缶(水煮、フレーク) 1個(55g)
ホウレン草 80g
クリームチーズ 40g
卵 1個
プレーンヨーグルト 80g
生クリーム(35%) 100ml
薄力粉 20g
塩 2つまみ
バター 適宜
粗挽き黒こしょう 適宜
【作り方】
1. ココットにバターを塗り、分量外の薄力粉をふる。カニ缶の汁をきる。ホウレン草はさっと塩ゆでし、4cm幅に切ってしっかりと水分を絞る。
2. 卵を溶き、ヨーグルトと生クリーム、塩を加えてよく混ぜ合わせる。
3. ボウルに薄力粉を入れ、2.を少しずつ加えてダマにならないよう混ぜ合わせる。
4. ココットにカニ身、ホウレン草、スプーンなどで適当に小さく分けたクリームチーズを入れ、3.を注ぎ、オーブントースターで20~25分ほど焼く。お好みで粗挽き黒コショウをふる。
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