パリ7区☆Apollon

お昼時にいつも少し行列ができて気になっていた、パリ7区にある一軒。

何料理のお店なのだろう？と近づくと、それはギリシャ料理レストラン“Apollon”（アポロン）☆

お店の外に飾られた一枚に目をやると、2017年のフランスの美味しいケバブ店として表彰もされている！

あれ？でも「ケバブ」ってトルコ料理、中東の料理だと思っていたので地中海のギリシャ料理とはちょっとイメージ的に違う気もする…。

でも陸で繋がっているのだから細かいことは気にせず、とにかくケバブ好きとしては益々気になりました。

それからお店前を通る度にシュルシュルシュル〜♬ と迫力の肉の塊「ドネル」から削ぎ落とす光景を見ては食欲を刺激されました。

パリにはたくさんのケバブ店がありますが、お店によっては何ともグリーシー（油っぽい…）で食べる前から満腹？！な気持ちになることも。。

でも、こちらのお店は清潔感もあって美味しそう。

そしてこのレストランを調べてみると、以前からパリのベストギリシャ料理店の一つとして人気と知り、ランチにお邪魔してみました。

普段ケバブサンドならテイクアウトで食べることが多いのですが、外は寒いし、家に持って帰るまでに揚げたてポテトも冷めてしまうので、店内でいただくことに。

メニューを見ると、アラカルトのギリシャ料理メニューが充実。

お店の入り口には、テイクアウト可能なお惣菜が色々。

本場ギリシャには行ったことがないものの、パリで食べるようになってからギリシャ料理好きになりました。

ギリシャ料理はオリーブオイルをふんだんに使い、レモンやトマト、ハーブをアクセントに魚介が豊富、肉料理では山羊肉、羊肉がよく食され、チーズは山羊乳や羊乳のものが多いのが嬉しい。

タラモサラダ、ヨーグルトにキュウリ・ニンニク・塩・オリーブオイル等で味をつけたディップ「ジャジキ」はギリシャ料理全般に合う。

ハーブとスパイスがしっかり効いたミートボール「ケフテデス」、ご飯と挽き肉にハーブやタマネギを混ぜ込み、ブドウの葉っぱに包んで煮込んだ「ドルマデス」、鶏肉や豚肉、魚の炭火焼きの「スヴラギ」。

オリーブオイルで炒めたジャガイモを皿に並べ、その上にトマトソースやナス、煮詰めた挽き肉を重ねたラザニアのような「ムサカ」などなど、代表的ギリシャ料理単語を覚えたのもパリ。

気になるアラカルトメニューは色々でしたが、初志貫徹。

これ、ケバブ！

ケバブ＝ケバブサンドイッチのイメージなのですが、そもそもケバブとは「肉」という意味だそう。

こうしてケバブをオーダーしたところ、続々とやってくる常連さんらしいお客さんたちはメニューなどほとんど見ずに同じこの一皿をオーダー。

気がつけば、この日ランチで食べているお客さんは全員これ？！

どうやらランチでは、ボリューム満点でリーズナブルなこのケバブプレートが圧倒的人気の様子。（この日調べですが）

そしてそのお肉とサラダ、ポテトをお好みで平焼きのピタパンに載せて挟んでいただく。

軽めの赤ワインが合う。

ジャンクフードではあるものの、こちらのお店のケバブは羊肉ではなく鶏肉なので見た目のボリュームよりもさっぱり食べやすい印象でした。

そういえば以前買った保存版の雑誌がありました。

Figaro Japon Voyage（フィガロ・ジャポン　ボヤージュ）☆

美しい写真に見惚れ妄想トリップ。

本場のケバブ、

そしてエメラルド色に輝く地中海を見ながら本場のギリシャ料理をいつか食べてみたい！

という気持ちにもなった久しぶりのギリシャレストランでのケバブでした。

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