Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Maroilles☆フランスで一番臭いチーズは?

☆パリブログ☆

しばらくパリを離れていると恋しくなるのものの筆頭が(度々ここでは繰り返していますけど)フロマージュ!チーズです。

パリに戻ったなら衝撃的に臭旨いウォッシュタイプを求むっ!

というわけで、久しぶりにパリ7区のフロマジュリー『Quatrehomme 』(キャトルオム)へ。

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ふと思った。フランスで一番臭い、匂いがキツいチーズってなんだろう?

パッと思い浮かぶのは、Munster(マンステール)、Epoisses(エポワス)、Livarot(リヴァロ)、Camembert de Normandie(カマンベール ドゥ ノルマンディ)など。

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並んだチーズを眺めながら目に留まったのは、『Maroilles』(マロワル)

同じチーズでも熟成期間や個体差もあると思いますし、研究者でもないので科学的にこれがフランスで一番臭いとは言い切れないものの、これまでの私の経験上では『Maroilles』(マロワル)もかなりキツい!

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お店に並んだ絶品チーズ画像と共にマロワルについて。

Maroilles』(マロワル)は、フランス北東部、ベルギーとの国境周辺で作られる香りが強く、歴史もあるウォッシュタイプのチーズです。

始まりは960年頃、マロワル村のベネディクト派のマロワル修道院で発明されたと伝わっているので1000年以上の歴史☆

シャルル5世をはじめ歴代の王に愛され、中でもアンリ4世は特にお好みだったとか。

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ウォッシュ特有の茶褐色で濡れたような外観とウォッシュ系ならではの強く個性的な匂い、そして四角い形が特徴。

外皮の匂いが強烈なので食べる時に身構えてしまうけれど、口にするとアイボリー色の内側は案外まろやかだったりするけど。

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土地柄で一日に何回も天気が変わったり、湿度も高い為、熟成が難しいいチーズの一つと言われています。

そしてベルギーに近いという場所柄からかビールとの相性も良いと。

外皮を塩水で洗うものが一般的ですが、地ビールで洗って熟成させるものもあります。

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種類は4種類あり、一番大きいサイズ(720g)のものが「Maroilles」(マロワル)、2番目(550g)が「Sorbais」(ソルベ)、3番目(350g)が「Mignon」(ミニョン)、最も小さいもの(180g)が「Quart」(キャール)。

今回私が買ったのは、ソルベサイズ。

その匂いは、クサヤ!?

そして表面のジャリっと感もパンチが効いてる〜。

味わいは、とてもクリーミーでソフト、コクまろ、塩味もしっかりで後味に濃厚ミルク。

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これまで食べたマロワルの中では一番の臭ささ☆

(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-624.html )

温めてとろりとさせたのをパンにのせて食べるもヨシ。

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どんなチーズもそれを更に美味しくさせるのは、合わせる飲み物だと思っているのですが、マロワルにはビールの他にコクのある赤ワイン(例えばエルミタージュ)などが相性が良いとされています。

が、今回酒呑みケーコは、気づいてしまった!?

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マロワルは、ジンに合う。

ジンにマロワルが合う。

春スキー@北海道で偶然美味しいジンに出会って開眼☆

ウイスキー頻度が減ってジンを飲むようになりました。

この夏は色々飲み比べて好きなジンを探したいと思っております。

IMG_6510.jpegそんなマリアージュに気がついてしまったわけですが、マロワルの旬は夏から冬にかけて、最も美味しいのが7月から3月と言われています。

まさに食べるなら今、今から♡

そして夏といえば、シェーヴルも。

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美味しいチーズ&お酒でパリオリンピックを観戦だ!な気分になってきた今日この頃です。

<info>
Fromagerie Quatrehomme(フロマジュリー・キャトルオム)
62 Rue de Sèvres, 75007 Paris
 

*****K子のつぶやき*****

男のぼっち飯(ひとりランチ)シリーズ。

夫「鶏の照り焼き丼、旨かった!」

K「上にのってるの何?」

夫「タルタル〜♡」

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K「おいくら?」

夫「1,000円でお釣りきた」

K「6ユーロでお釣りきちゃうってこと!?」

日本のランチはつくづくコスパ高いな〜。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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