ジョー マローン ロンドンから、バジルが主役の香りがデビュー!

Beauty 2016.08.19

ジョー マローン ロンドンから9月、アイコンであるバジルの香りを再び採用した「バジル & ネロリ」コレクションが新登場。“ロンドン ラーク”がテーマの新作は、フローラルなネロリにバジルが際立つネオフレッシュな香りで、シトラスのファミリーの中でも異色の存在。グローバルライフスタイルディレクターのデビー・ワイルドに、その誕生の背景について伺った。

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 ―“ロンドン ラーク”のストーリーについて聞かせてください。

デビー・ワイルド(以下D):「“ラーク”とはとても英国らしい表現で、いたずらっぽく、大胆に、ちょっと冒険してみようといったロンドンスピリットです。ツィギーやスウィンギング・ロンドンが席巻した60年代に着想を得て、イギリスらしく、なおかつエネルギー溢れる香りを目指しました。ロンドンのエリアで例えるなら、ショーディッチ、リトルベニス、プリムローズヒル、ノッティングヒルあたり。イメージできるかしら?」

― シンボリックなバジルを久々に登用されています。

D:「20年前に生み出した『ライム バジル & マンダリン』は、フレグランスにバジルを初めて使ったことで世間を驚かせましたが、やがてブランドを代表するシグネチャーアイテムになりました。今回、ブランドの歴史に立ち返って、再びバジルを用いた香りを作ることが決まったときには興奮したわ! 前回はバジルを香りのひねりとして使ったのに対し、『バジル & ネロリ』では主役として迎えました。完成に3年かかったわ」

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バジル & ネロリ コレクション コロン 100mℓ ¥17,280

 

―「バジル & ネロリ」は、よりフレッシュで若々しい印象です。

D:「そのとおりよ! この新作はネロリが香りの中心になっていて、まるでひと筋の光がキラキラと輝いているような仕上がり。香りにひとひねり加えるために、バジルとネロリをひとつのノートにまとめる『ヘッドスペース法』を今回初めて採用しました。それぞれの香りを単純に混ぜ合わせるわけじゃないから、他ではまねできないオリジナルの香りになっています」

― バジルとのカップリングに、ネロリを選んだいきさつは?

D:「ネロリであるオレンジの花は、子ども時代を南仏で過ごした(マスター パフューマーの)アン・フリッポにとって、とてもなじみ深い香り。英国でも、誰かの庭や公共の広場といった木がある場所には、オレンジの木とバジルはよく植えられていて、非常にイングリッシュガーデン的な植物といえます。ネロリとバジルの香りが漂っている雨上がりのセントジェームズパークへ、インスピレーション源としてアンを連れて行ったりもしたわ」

香りとともにチェック! “ロンドン ラーク”のイメージムービー。

― あなたなら、この新作をどんなシチュエーションで纏いたいですか?

D:「ちょっと遊び心を持って、エネルギッシュに一日を過ごしたいときかしら。香りが肌から体内に取り込まれたとき、脳の神経に働きかけて感情に作用するといわれているから、元気に過ごしたいときはそういう香りを選ぶと、そのとおりに過ごせる気がします。加えて、どういう香りとコンバイニング™するかにもよるわね。個人的には『ブラック シダーウッド & ジュニパー』を合わせると、スパイシーなテイストがプラスされるから夜のお出かけに最適。よりフェミニンな気分なら『レッド ローズ』との相性もおすすめよ」

― フィガロ読者のために、エクスクルーシブな組み合わせを教えてください。

D:「『イングリッシュ ペアー & フリージア』ね。 この香りのインスピレーション源はジョン・キーツの詩なんだけど、夏が終わって実りの秋になる頃のことを謳った詩があるの。ドライフルーツを感じさせる『イングリッシュ ペアー & フリージア』は、フルーティなんだけどスモーキーな香りで、バジルの温かみととてもマッチするわ。軽やかだけど誘惑的だから、秋にぴったり。香りってとてもエモーショナルなものだから、その時々で心地いい香りを探ってみてください」

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バジル & ネロリ コレクション
2016年9月2日(金)発売
コロン 30mℓ ¥8,640、100mℓ ¥17,280
ボディ クレーム 175 mℓ ¥11,880
ホーム キャンドル 200g ¥9,180

2016年10月7日(金)発売予定
ボディ ハンド ウォッシュ 250mℓ ¥6,480

●問い合わせ先
ジョー マローン ロンドン
Tel.03-5251-3541(お客様相談室)
www.jomalone.co.jp

texte:ERI ARIMOTO

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