シャルロット・ゲンズブールとナーズの、ネオシック。

特集

才能に満ちあふれるパリジェンヌ、シャルロット・ゲンズブール。彼女が表現する、エフォートレスでモダンなナーズ、新しいシックのカタチとは。

「これまで、自分がメイクアップのコレクションを作るとは夢にも思ったことがなかった。でもフランソワ(・ナーズ)から話をもらって、自分が愛用しているものをバッグの中から取り出して眺めてみたの。すると、自分が好きなもの、大事なことがわかって、作りたいものが見えてきたのよ」

 ミューズとして、多くのクリエイターに愛されるシャルロットだが、自然体な彼女からは、本人が自覚するようにメイクの印象はあまりない。「フランソワとの仕事は、まるで古い友達との会話のようだった。親身になってくれて、私がハッピーになるよう努めてくれた」と振り返る。そんなプロセスを通して、シャルロットが納得のいくコレクションが誕生した。
「重要視したのは透明感。ティントクリームは、素肌を隠すのではなく、光を反射し、肌のみずみずしさを引き出すもの。アイシャドウやリップカラーも、全体的に軽やか。色もナチュラルで、自然と肌になじむ。自分が使いたいものに徹底的にこだわった結果ね」
 コレクションを作るうえでインスピレーションになった女優がいる。それは、メリル・ストリープだ。正確には、映画『クレイマー、クレイマー』で泣きじゃくる若い母親役の彼女である。

“たとえば、泣きじゃくる女性の顔。
その高揚した血色感から影響を受けた”

「私が女性の魅力について思いを馳せる時、必ずあのメリル・ストリープの姿が浮かぶ。感情的なものが彼女の顔に表れる時、頰が赤くなって、感情があふれ出す……とても印象的なの」
 その内側から高揚した血色を、チークで表現した。さらに、ブラシセットにいたっては、子どもの頃に買ってもらったものが発想のもとに。「セーヌ川沿いにある画材道具の店、セヌリエによく行ったわ。当時そこで父に買ってもらったブラシをいまでも大事に持っていて、それがインスピレーション源になったの」
 ブラシの持ち手は、木や石など自然界の素材がモチーフ。それにゴールドを加え、シックに仕上げられている。

完璧でないからこそ、美しい。

「間違っても大丈夫。失敗も受け入れてくれるコレクション」とシャルロットが言うように、どのアイテムもテクニックに頼らなくても肌になじみやすく、肌本来の美しさを引き出すアイテムばかり。「普段のメイクは、気になる吹き出物を隠し、クマを隠して……という感じ」と、エフォートレスでありながらも「隠す」ことがメイクのポイントだと笑いながら話す。
「でもすべてを隠そうとは思っていないの。姉が以前に、クマがあったり、完璧ではないほうが女性はチャーミングだ、とよく話していた。私もそう思う」
 シャルロットが繰り返し使う言葉、「女性の魅力」。何もしないことがエフォートレスではなく、ほのかに隠し、彩る。気負いなく自然に女らしさを引き出すことこそが、本当のエフォートレスだと気付かされる。実にモダンなメイクアップコレクションの誕生だ。

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|TIPS
「パウダーを少しはたいて、頰紅とリップバームを少し加えて、忙しい1日が始まる」と言うシャルロット。今回のプロダクトでは、肌の透明感を生かしたセンシュアルなメイクアップに。

|USE IT
ハイドレイティンググローティント 6997を顔全体に広げ、マルティプルティント 5405を頰骨の高い位置に直接のせ、指でなじませる。下まぶたのインサイドにはコーライナー 8230を引きスマッジさせ、デュオアイシャドー 3907のネイビーをラインの上に重ねる。仕上げはマルティプルティント 5406を唇中央から外側へ向かって軽くたたくように指でのせる。製品詳細はすべて左ページ参照。

PROFILE
1971年、ロンドン出身。ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの間に生まれ、幼い頃から女優、歌手として活躍。カンヌ国際映画祭やセザール賞で、数々の賞を受賞。ニコラ・ジェスキエールのミューズとして、バレンシアガ(フレグランス)やルイ・ヴィトンの広告にも起用されてきた。

 

“どの色も肌になじみやすく、
ごく自然でさりげない仕上がり”

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EYE

「ネイビーやモスグリーンもお気に入り」。シャルロットが好むベーシックカラー、3色がアイライナーに。クリーミーな質感とスモーキーでマットな仕上がりが特徴。奥行きある目元を演出するアイシャドウは、ほのかに濡れたようなツヤ感。●右から時計まわりに、コーライナー 8230 ¥3,024、デュオアイシャドー 3907 ¥4,536、ブラシセット(写真のアイブレンディングブラシを含む5本、ケース付き) ¥21,060(すべて5/19限定発売)/以上ナーズ ジャパン
photos : OSAMI WATANABE

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LIP

「ベタつかず、そっとなじむ。自己のエモーションを引き出してくれるの」。スムーズに血色とツヤが均一に備わる。軽いつけ心地。
●右から、リップティント 5951、5950、5952 各¥3,564(すべて5/19限定発売)/以上ナーズ ジャパン

photos : OSAMI WATANABE

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BASE / CHEEK

「チークにもリップとしても使用できるマルティプルティントには、娘や母の名前を付けたの」。シアーベリー(中央)は母ジェーン・バーキンの愛称Jeanette 、ライトピンク(右)は娘の名前Joが色名に。肌トーンを整え、ヘルシーなベースを作るフェイスティント(左)と合わせて。●右:マルティプルティント 5406、中央:同 5405 各¥5,184、左:ハイドレイティンググローティント 6997 ¥4,860(すべて5/19限定発売)/以上ナーズ ジャパン
photos : OSAMI WATANABE

●問い合わせ先:
ナーズ ジャパン
0120-356-686(フリーダイヤル)

*『フィガロジャポン』2017年6月号より抜粋

interview et texte : KANAKO MAEDA

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