Editor's Blog

『そばにいる工芸』展、おススメです!

こんにちは、編集部のYTです。
現在、銀座の資生堂ギャラリーで開催中の『そばにいる工芸』展に行ってきました。
この展示は、銀座で1冊の本を売る「森岡書店」の森岡督行さんが監修されていると聞いていたので、とても楽しみにしていた展示のひとつです。

今回は、いまとても注目されている6名の工芸作家の方の作品が展示されていました。地下1階の会場に入るやいなや、色彩豊かな焼き物を作っていらっしゃる吉村和美さんの作品たちが目に飛び込んできました。吉村和美さんは栃木県・益子を拠点に活動をしていらっしゃる方で、優しい色合いのプレートやボール、どれもこれも欲しくなってしまう物ばかりです。

161014IMG_3654.jpg161014IMG_3655.jpg

和にも洋にも合いそうな器。

 

そして次に気になったのが、ピーター・アイビーさんのガラス作品。アメリカ・アラバマ州生まれのピーターさんですが、現在は富山県に住んでいらっしゃいます。色や形がアンティークのような風合いで、魅力的です。

 

161014IMG_3890.jpg161014IMG_3892.jpg

静謐な佇まいなのに存在感のあるガラスたち。花器にもよさそうです。

 

ハタノワタルさんの和紙を使った作品の美しさにも目を奪われました。ハタノさんは、黒谷和紙の漉き師でもあり、現代の生活に和紙を取り入れるさまざまな提案をされている方です。展示されている箱、和紙に絵画を描いたり、内装も手掛けいらっしゃるそうです。

161014IMG_3891.jpg

和紙でこんな色があるのか!と驚きも。

ほかにも、鎌田奈穂さんの繊細な金工や陶磁器のランプシェード、木工など、日本の物づくりのクオリティの高さ、美意識の在りようにただただ見入ってしまう作品が展示されています。
展覧会のタイトルにある『そばにいる工芸』は、まさに私たちの日常に寄り添ってくれる日本の手仕事の美しさ、使い勝手の良さを物語っていると思います。
鑑賞中には、どこで買えるのだろうか、ということばかり考えていましたが、残念ながら会場での販売はありません、、、涙! 

そして、会場奥には制作風景の映像も上映されています。静かな空間で、制作に没頭する作家さん見入ってしまうはずです。

休日の銀座散歩の際に、ぜひ訪れてみてください。

 

資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3
東京銀座資生堂ビル地下1階
☎03・3572・3901
www.shiseidogroup.jp/gallery/

ARCHIVE

MONTHLY

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories