オトコが好きなファッション!? ライターの本音トーク

おしゃれ自撮りにまつわる、マジか・・・って話。

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この人怖い、こわい、こわーい !!
アメリカのB級映画で、ドシャ降りの森の奥深くでテントに斧を振り下ろし、若いカップルに怒り爆発させてる頭おかしいヤツだっ。

雨の日にとぼとぼと表参道や原宿をうろついてる、私のリアルな姿なんですけど。
傘持たないびしょ濡れ状態を見て、訪問先の人がいつも、「大丈夫ですか !?」ってびっくりするんですけど。
「おれ撮って」と、スタジオアシスタントくんにカメラ渡してる時点で、自己愛たっぷりな自撮りそのものなんですけど。

今回は、若いファッショニスタの自撮りにまつわる、「マジかよ……」って話をします。
とその前に、

「ステディ スタディ」の、田邉さん、小島くん、このフィガロブログ読んでくれててありがとう!!

マジ嬉しいです。
大好きなお二人なうえに、大物アタッシェドプレス・オフィスの中でも、若手さんに見てもらえるのはありがたいです。
小島くんと先日顔合わせたとき、「面白い」って言ってくれたのが、素直に嬉しかったなぁ。
「少なくとも、僕と田邉の二人は見てますよ」って。
「カズシさん(私の名前)のしゃべりって、ラジオ番組聞いてるみたい。
ブログもそのまんまで、声が聞こえてきます。
間(=ま)の取り方とかも、文章で頑張ってますよねー」

あーーーー、分かってくれてるーーーーー!!
文章で間を出すのって難しーんだよぉ!!
いっつも悩んで、答え出ないんだよぉ !!!!!

…てか、
おれのしゃべりはラジオDJなのか?

同じこと先日、オーガニックブランドの「Skinaware」デザイナーの可児さんと会食したときも言われた。
「しゃべりがラジオ番組みたいー 笑」って。
このときは、バカ話がウケたのが嬉しかったす。

しかし、
おれのしゃべりはラジオDJなのか?

 

・・・・・・・・・。

 

そーなのかっ !??

今回はですね、小島くんと田邉さんにだけしゃべりますよ、ええ。
楽しんでこの記事読んでくれてるほかの人を知らないんですもん。
(ごく一部のFIGARO.jpのエディターさんを除く)
お二人には通じる言葉で突き進んじゃいますよ。
(用語解説、固有名詞解説、いっさいやらん)

 

本題。

某内覧会に行ったとき、文化服装学院の学生女子がインターンでいて、プレスさんいわく、
「若者言葉とか若者事情を教えてもらってる」
と。
「じゃ、おれも」ってSNSのセルフィーの話を聞くことに。

衝撃だった内容は2つ。
やー、全然知らなかったわーー!
もう、びっくり。

彼女の話。
「フォーエバー21とか行くと、どの試着室の中からも、カシャカシャとスマホカメラの音が鳴り響いてますよ。
みんな大量に試着室に持ち込んで、着替えて自撮りしてる。
それで、買わない。
ぜんぶ店に戻します」

う、マジか……。
インスタとかウェアとかの、
「服たくさん持ってるおしゃれな私」
なアピールは、犯罪スレスレでやってるってこと!?

「そうですね。
あ、最近はアプリで音出ないのあるんで、試着室が静かになりましたよ」

おいおい、そんな事情かい……。
ファッション専門学校生の君らもやってる??

「ウチラの周りは服づくり系だからちょっと違いますけど……。
ヴェトモンとか誰かが買ったら、みんながそれ借りて着回して、自分の服のふりして撮ってアゲてます」

くぅ〜!
ネット上にヴェトモンの同じ服がたくさんUPされても、全部売れたワケじゃなく、同じ服の着回しの可能性大なのかよっ。
おれらマスコミが、
「ヴェトモンいっぱい見るから、高価な服買うファッショニスタってまだまだいるんだね」
なんて嬉しくなったり、逆に、「高すぎる服買わなくても」って心配するのも、無駄な考えってことじゃん!!

SNSに振り回される危険性は、こっちは子供じゃねーから分かってたつもりだけど、改めて言われると驚き。

も一つ、この話聞いたとき、疑問が浮かんだ。
口に出さねーほうがいいのか?とも思ったけど、やっぱ言っちゃった。

「君ら、人に嘘ついて平気なの??」

答え、
「……そーなりますね」

若いから悪気ないんだろうけど。
でもさ、ファッション専門学校生ならさ、自分がつくった服、友人がつくった服を自慢しよーよ。
君らがつくる新しいファッションの世界を見せつけるべき。

どー思う?田邉さん、小島くん。
ファッション最前線でPR活動してる、お二人の意見をぜひ聞きたく。
こんど会ったとき……、あ、ランチでも行くかい? 笑
一方的にしゃべるのは、ウザくならないようラジオの5分番組ほどに短くするし。

 

© Kazushi Takahashi
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高橋一史

明治大学&文化服装学院卒業。編集者がスタイリングも手がける文化出版局に入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。担当ジャンルは、ファッション&音楽。退社後はフリーランスとして、原稿書き・雑誌編集・コピーライティング・広告ディレクション・スタイリングなどを行う。

kazushi.kazushi.info@gmail.com

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