オトコが好きなファッション!? ライターの本音トーク

スニーカー女子はなぜかわいいのか。@TRUNK(HOTEL)

ついイラッとしてしまう人物は、
フジテレビの女子アナ
なファッションライターです。

お?ようやく皆さんからちらほらと拍手の音が。
そーですよ、「オトコはみんな、こんな子たちが好きなんでしょ」とか思われるのは心外なんですよ。

朝っぱらからさー、「きゃ〜おいし〜♡」とか、「わー、しんしょっか〜〜〜ん〜♪」とか、うっとうしいってんですよ。
キミら髪をくるくる巻きすぎだろ!朝活で合コンかよ!
 

……っても、まぁ?
もしもっ?
彼女たちがっ、
会社の同僚でっ、
隣の席だったりしたらっ、
どー思うかっ、
分かりませんけどっ!
毎日の出勤がっ、
ちょー楽しくなるかもしれませんけどっ!!

だからー、言わなくていいことまでなぜ口にする…?
このブログの連載タイトルに、
「本音トーク」
と入れたことを後悔し始めているファッションライターです。

ともかく、くっそ狭い部屋で一人、Macの27inchモニタの前に座り続けているのがデイリーライフな私には何ら縁のない話なんですけど。

「スニーカー女子はなぜかわいいのか」

その話を述べる前に……あ、いやっ、「もう一回前フリやんの?」ってことじゃなく、マトモなプロローグを。
先日の取材時に、「これ知らねーぞ??」と、人が履いてたスニーカーに興味津々だったときの様子です。

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「TRUNK(HOTEL)」

表参道寄りの渋谷に5月にできた、宿泊&レンタルスペース&もろもろな複合施設。
取材レポートは、「フィガロジャポン」の出版と同じ会社の雑誌「Pen」のウェブサイトでニュース記事つくったので、詳細はそちらをご覧くださいー。

気取らずカッコいい「TRUNK(HOTEL)」(@渋谷)に、泊まる?仕事で使う?遊びに行く?>

http://www.pen-online.jp/news/culture/trunk-hotel/

1階の外にグッズ販売ショップがありまして。

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「TRUNK(STORE)」

製造者にもこだわり抜いたオリジナルの日本製フードや雑貨、仕入れモノなどを扱うお店。
メディア向け内覧会で、客室からラウンジまでフルスピードで撮りまくり、最後近くにこの店に到達。
(ぜんぶ立ち会い、セッティングしてくれた親切なスタッフさんに感謝!)

中を覗くと、

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え、なになに!と。
手前にいる、ハンサムな上にむっちゃ感じの良かった金髪ショート男子のことではなく(気になる人ごめん)、後ろにチラ見えしてる女の子の足元がっ。

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見たことないっ。
ベースが「アディダス オリジナルス」の人気モデル「NMD(エヌエムディー)」なのは分かるけど、この色って?
レトロスポーツな配色で超イイ。
正直、好きではなかったNMDで、私は初めて「あり」と思いましたよ。
好きでなかった理由というのが、

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円で囲んだ出っ張りパーツ。
これがNMDのデザイン特徴なんですが、これまで違和感あってカッコよくないと思ってたんですよね。
でもこのスニーカーでは自然に馴染んでます。

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モノトーンなユニフォームに、カラフルな足元がいいアクセント。
そして、履いてる女子もちゃんと分かってて。

私 「これNMD? 見たことないんだ。撮っていい?」
女子「あ、いいですよ。この靴、海外の店とのコラボで、抽選でしか買えなくて……」

あー、おれより全然くわしーじゃん。完全に負けてるじゃん 笑
あー、楽しい。

あとで調べたら、名称は、Packer Shoes x adidas NMD_R1」
去年末に発売された、アメリカのセレクトショップとのコラボモデルで、日本だと、「ドーバーストリートマーケットギンザ」などの限られた店のみで展開されたそう。

さてっ。
今回のブログで言いたいこと。
それは、ファッションでオトコウケを狙う一つのやり方について。
すなわち、
「オトコが身につけるものと接点のあるアイテム、スタイルを取り入れると上手くいく」

共通言語という観点です。
フリフリのワンピ、花柄、レースなどは、オトコには馴染みがないから、親しみを感じにくいもの。
スニーカー、デニム、シャツ、Tシャツなどメンズと共通するアイテムがウケよし。
または、単色のパンツ(スカート)+単色ニットだけのシンプルコーデ、後ろで束ねるだけのシンプルな髪型。
そんなのが、オトコとの距離を縮めます。

「オトコウケ狙う必要もないし」ってな女性でも、例えば商談とか打ち合わせとかで男性と関わるとき、相手に親しみを感じさせるテクニックとして使えますよ。
マスキュリンなアイテムを、1点だけコーデに取り入れるだけでも。

多くのオトコは女性の服装に、「ハイセンス」「トレンド」「ハイクオリティ」を求めちゃいません。
少なくとも私はそーです。
あ、うーん、趣味のいい服装は好ましいけど、化粧ばっちりだったり、1シーズンだけの流行ものにお金掛けてたり、ブランド志向が強いとちょっと。
ファッションピープルとしての魅力とは別モノで、あー、つまりですねー、完全オフな(仕事目線じゃない)気持ちが絡む場合、といーますか(もごもご)。

私なんぞ、仕事で外出するときは、毎回コスプレですよ。
「おしゃれさんコスプレ」ですよ。
服飾品にはいつも夢中ですし、着ることを楽しみもしますけど、仕事上のユニフォームなんです。
(あの程度の格好で !? とか、思ってても口に出さないでお願いだから)

たま〜に服装を褒められると私がいつも口ごもるのは、
「そんなんじゃねーんだよなー、おしゃれとかじゃ……」
って思っちゃうから。
最高の(てか、“ 適切な ”)褒め言葉は、
「いい仕事してるね」

身につけてる服小物のことを「それいい」と言われるのは、嬉しいときもあります。
知り合いブランドのとき。
人にオススメしたいとき。
「この服はねっ!」なんてついプレゼンするのが悪いクセだー。

上記のオトコウケの考え方は、ファッショニスタ同士には当てはまらないでしょう。
まー、さらっと流してやってくださいませ。

さてっ。
素敵なNMDを履いてた人はどんなかとゆーと、

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かわいらしーじゃないですか。

ん、「いちばん撮りたかったのはこの人なんでしょ?」、ですって!?
何言ってるんですか、まずはスニーカーで、あの超売れっ子グラフィックデザイナー、平林奈緒美さんがデザインしたTRUNKのロゴ入りユニフォームTシャツも気になっただけですよ!
カッコいいからっ。

………わかりましたよ、認めますよ…。
女の子撮るのはテンション上がりますよ、金髪ショート男子は撮らなかったですよ。

あ〜、言わなくていいことをまたもやペラペラと……。
おれに何の得がある????
もうさー、「本音トーク」の看板下ろそうかな。。。

© Kazushi Takahashi
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高橋一史

明治大学&文化服装学院卒業。編集者がスタイリングも手がける文化出版局に入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。担当ジャンルは、ファッション&音楽。退社後はフリーランスとして、原稿書き・雑誌編集・コピーライティング・広告ディレクション・スタイリングなどを行う。

kazushi.kazushi.info@gmail.com

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