心と身体を元気にする、薬膳レシピ

イライラに効く!豚肉と金柑、セロリの薬膳レシピ

こんにちは。美容薬膳研究家のちづかみゆきです。

美味しく食べてカラダの中を整え、結果的にキレイになれたらいいなぁと勉強を始めた薬膳。特にお肌に効果があったのがうれしくて楽しくて、そのままのめりこんでお仕事にしてしまってから10数年になりました。

ご紹介していくレシピで重視していただきたいのは食材の組み合わせ。レシピをそのままでも、レシピを参考に自分の好きな味や調理法にアレンジしても、また外食で同じ食材のお料理をチョイスしていただいても構いません。とにかく美味しい♡と感じて食べてくださいね。そうしないとカラダにも効かない!……と思っています。

今回は「豚肉と金柑、セロリのビネガー煮」。

ストレスを感じると気(エネルギー)が滞って様々な不調がでてきます。そんな時に気を巡らせるのが柑橘の皮。生薬では温州みかんの皮を乾燥させた陳皮が有名ですが、いまが旬の皮ごといただける金柑はとってもオススメの食材。イライラを落ち着かせるセロリと合わせました。フェンネルシードを使っていますが、ない場合は入れなくても大丈夫。
フェンネルシードは小茴香(ショウウイキョウ)と呼ばれる生薬にもなる食材で、カラダを温め、巡りをよくし、アンチエイジングにも良いスパイス。加えるといろいろな効果がアップします。
私は、冬は毎朝ショウガ入りの紅茶をいれて飲むのですが、それ以外の季節はフェンネルシードをブレンドして紅茶をいただきます。そんなふうに使えば、買ったはいいけど全然無くならない……といったこともありません。できれば今回のビネガー煮にもぜひ使っていただきたいです。

このご時世、全くストレスを感じないというかたは少ないですよね。どんな不調にも関係するストレス。うまくつきあっていきたいものですね。

- 豚肉と金柑、セロリのビネガー煮 -

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【材料】(2人分)

  • 豚肩ロース(ブロック) 300g
  • 金柑 大6個
  • セロリ 1本
  • ペコロス 5個
  • フェンネルシード 小さじ1/2
  • EVオリーブオイル 大さじ1/2 ×2
  • 白ワイン 80ml
  • 白ワインビネガー 30ml
  • 塩 ひとつまみ
  • こしょう 少々
  • イタリアンパセリ 適宜

【作り方】

  1. 豚肉は室温に戻し、大きめの一口大(6カットくらい)に切って塩(分量外)をまぶす。金柑は横半分に切って種をのぞく。セロリは筋をとって太めの拍子木切りにする。ペコロスは縦半分に切る。
  2. フライパンにEVオリーブオイルを入れて熱し、水気を拭いた1.の豚肉の表面に強火で焼き色をつける。
  3. 厚手鍋にEVオリーブオイルとフェンネルシードを入れて熱し、ペコロスを炒める。しんなりしてきたらセロリを加えてさっと炒め、2.の豚肉、白ワインビネガー、白ワインを加え、蓋をして弱火で蒸し煮する。5分ほどしたら金柑を加えて混ぜ、さらに5分ほど経ったら塩、こしょうで味を調える。
  4. 器に盛り、イタリアンパセリを添える。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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