心と身体を元気にする、薬膳レシピ

夏の疲れに!スペアリブと栗のスープレシピ。

帰国してスーパーに出向く幸せ。早くも秋の味覚が並んでいますが、長野で無農薬野菜を作っている同級生からはきゅうりや数種のピーマン他、なごりの夏野菜たちも届き、夏と秋のお野菜を満喫しています。あとは早く旬のお魚をいただかなければ(笑)。

ちょうど「気温差で胃の調子が悪いから、オススメのお料理教えて~」と別の同級生からの質問もあったので、同じように夏の疲れがでているかたもいらっしゃるかと思い、胃に優しく、元気がでて、秋の潤い対策も考えたスープ仕立てのお料理をご紹介します。

出始めの栗は胃の働きアップ食材なので、さっそく使ってみました。面倒なかたはむき栗を探してくださいね。豚肉は元気を補いますが潤い対策にも良い食材です。潤い食材としてはクレソンも効果的なので、お好みでたっぷり使ってください。また胃が冷えているかたはしょうがも多めに。

だしは使わずスペアリブやきのこからのエキスでいただくスープなので煮込むのに少し時間がかかりますが、週末にでもぜひ作っていただきたいです。

ポイントは煮立った中に焼き色を付けたスペアリブを入れること、そしてその後は再度沸いたら弱めの火加減でコトコトと。そうするとスペアリブが柔らかく仕上がりますよ。あまり弱すぎるとアクが沈んでしまうので、直径1cmくらいの泡がふつふつ上がってくる感じが目安です。

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スペアリブときのこ、栗のスープ

【材料】(2人分)

・スペアリブ 200g
・しょうが スライス5枚
・きのこ(しめじ、ひらたけ、舞茸など) 合わせて100g
・栗 6個
・クミンシード 2つまみ

A
・酒 大さじ2
・水 700ml

・塩 小さじ1/2強
・こしょう 少々
・EVオリーブオイル 大さじ1/2
・クレソン 適宜

【作り方】
1. 栗は皮をむいておく。クレソンは食べやすい長さに切っておく。鍋にAを沸かしておく。
2. フライパンにEVオリーブオイルを入れて熱し、しょうが、スペアリブを炒める。
3. 2.のスペアリブにしっかりと焼き色がついたらしっかりと沸騰した1.の鍋にしょうがとともに加え、クミンシード、栗を加える。沸騰してきたら火を弱め、表面が軽く沸く程度の火加減で20~30分煮る。スープの表面に浮いた油をていねいにすくって捨て、しょうがを取り出す。
4. 3.にきのこを加え、さらに10分煮て塩こしょうで味を調える。
5. 4.にクレソンを加えてさっと煮、器に盛る。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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