大物ぞろい! アートだらけのワイナリーへ。
「ワイナリーに行きたい。」
日本から遊びに来ていた友人のその一言で、週末向かった先は、Château La Coste。エクス・アン・プロバンスから車で約20分、Le Puy Ste Réparadeという村にあるシャトーです。
私がそのシャトーについて予備知識として持っていたのは、「安藤忠雄が設計した建物があるらしい。」ということくらい。それはずいぶんとモダンな……と思いつつ突入してみると、そこは最先端のワイン作り設備と、いくつものアート建造物が立ち並ぶ、なんともかっこいいシャトーでした!
今回参加したのは、ワイナリー見学とテイスティングがセットになった、1時間半のWine Tastingツアー。ロゼワインが有名なプロバンスですが、ここシャトー・ラ・コストでは、白ワインや赤ワインも作っています。テイスティングは、ロゼのスパークリングから始まり、最後の赤まで、チーズやパンとともに5〜6種類のワインをいただくことができました。(うろ覚え)
ジャン・ヌーヴェル「CUVERIE」
それにしても、広ーいぶどう畑よりも目がいってしまうのが、至るところにある巨大オブジェ。六本木ヒルズにある大きなクモ、ママンの兄弟も1匹ここにいます。
ルイーズ・ブルジョワ「CROUCHING SPIDER」
古くからあったシャトーが、アートだらけの野外美術館つきシャトーに生まれ変わるきっかけとなったのは、2004年、イギリス人実業家がオーナーになったこと。その後、ジャン・ヌーヴェルによる新しいワイン工場が建てられ、安藤忠雄設計のアートセンターが出来、多くのアート作品が設置され、現在はリゾートホテル Villa La Costeも併設されるまでに。敷地内の作品は、フランク・ゲーリー、アレクサンダー・カルダー、宮島達男、杉本博司など、錚々たるメンバーによるもの。もちろんレストランやカフェもあるので、ワインが飲めない人だって、十分楽しめるワイナリーです。
安藤忠雄「ART CENTRE」
さて、危うく猫さがしブログ番外編になりかけましたが、ちゃんとここにもいましたよ。モダンワイナリーのモダンな駐車場に、猫2匹。
充電中の電気自動車の上や、車の隙間でうろうろする猫たち。シャトー・ラ・コストの駐車場では、車を動かす前に「猫バンバン」しましょう。
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