ハプスブルグ家の美術品をめぐるドキュメンタリー。

特集

『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』

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ウィーン美術史美術館では、改修のために床にツルハシを一振りする作業風景が心騒ぐ「画」になる。国の威光とも絡む文化財を予算内で保存・展示する難しさ。ハプスブルク家の系図を見せ、ゆかりの絵画を並べる安易な企画は欧州では成功しないが、日本じゃ受ける、という集客の本音も漏れ聞こえる。美術館が経済や政治にも関わる生きた組織体として感じられる。ブリューゲルが傑作『バベルの塔』を永遠の建築途上として描いたように、この美術館も歴史の厚みの途上にある。

『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』
監督・脚本/ヨハネス・ホルツハウゼン
2014年、オーストリア映画 98分
配給/スターサンズ、ドマ
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中
http://thegreatmuseum.jp/

*『フィガロジャポン』2017年1月号より抜粋

réalisation : TAKASHI GOTO

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